かみね公園からの夜景
 今年9月(2019年)、日立市かみね公園の夜景が「日本夜景遺産」に選定されました。
 1956年に都市公園の指定を受けた日立市にあるかみね公園。園内には動物園と遊園地、市民プール、温浴施設などが併設されている総合公園となっています。今、茨城県と日立市では、地域活性化のためにジャイアントパンダの誘致に名乗りを上げています。
 かみね公園は、日立市民の憩いの場として愛されている公園です。照明環境が整っており、施設を除いて終日解放されています。ソメイヨシノなど約1000本の桜が植えられ、桜の季節には花見としても知られています。日立駅前の平和通りとあわせて「日本桜の名所100選」にも認定されています。

日立バイパスの夜景
 太平洋を一望することができ、初日の出のスポットとしても大人気です。夜景スポットは、園内頂上にある360度見渡せる2階建ての展望台です。太平洋の水平線と共に日立市街地の光景が広がる大パノラマが鑑賞できます。深淵な闇をもたらす太平洋と高鈴山や風神山等阿武隈山地南端の山々に挟まれた南北に細長く浮かび上がる日立市街の光景が特徴です。春には満開の桜と一緒に夜景を楽しめます。展望台に近い駐車場に車を止めれば、すぐに展望台にたどり着くことが出来き、展望台下広場にあるベンチに座ってのんびりと鑑賞することも可能です。
日立駅の夜景
 「日本夜景遺産」は、日本夜景遺産(一般社団法人 夜景観光コンベンション・ビューロー)が選定するものです。茨城県からの選定は、筑波山の夜景と合わせて2か所のみが選ばれています。
 冬の日立市の市街地は、西に広がる山々の影響でいわゆるフェーン現象が起こります。空気がとても澄み、その上温かいという傾向があります。同じ茨城県内の水戸市と比較しても、冬の平均湿度が1割ほど低く、澄んだ空気が美しい夜景を描いてくれます。また、山側団地も多く造成されており、“小さな夜景スポット”が市内にたくさんあることも特徴です。
春の桜、夏の海、秋の紅葉、そして冬の夜景を際立て手います。四季折々の日立市を、ぜひお楽しみください。
 写真は、かみね公園からの夜景、国道6号日立バイパスの夜景、日立駅の夜景、シビックセンターのイルミネーション。日立市のfacebookより。
シビックセンターのイルミネーション