コンテナホテル「HOTEL R9 The Yard阿見」
 10月31日、コンテナホテル「HOTEL R9 The Yard(ホテル・アールナイン・ザ・ヤード)阿見」が、茨城県阿見町吉原にオープンします。28日には、オープンに先立ち、地元住民のために施設見学会が行われました。
 コンテナホテル「ザ・ヤード」シリーズは、千葉県市川市に本社を多くデベロップ社が開発・運営しています。平時は安心かつ快適な宿泊施設として、また災害などの有事の際には避難施設や休憩施設として被災地などに出動する「レスキューホテル」として、平時と有事の両方で、地域のために活躍する「フェーズフリーホテル」として展開しています。
 阿見町とデベロップ社は10月2日、防災協定を締結。阿見町の主催の防災訓練への出展など様々な事項に関する連携強化をすすめています。
コンテナホテル「HOTEL R9 The Yard阿見」
 「HOTEL R9 The Yard阿見」が立地する、阿見吉原地区は圏央道阿見東ICから3分、年間約350万人の来場者で賑わうあみプレミアムアウトレットから5分と至近距離にあります。周辺には阿見東部工業団地や福田工業団地などには多数の企業が集まっており、ダイワハウスの大型物流拠点が新たに立地するなど交流・産業拠点としてのポテンシャルが高まっています。車で5分足らずの場所には、世界一のブロンズ製立像高さ120mの牛久大仏(正式名称:牛久阿弥陀大佛)が、そそり立ってます。

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 デベロップ社が展開するコンテナホテル「ザ・ヤード」シリーズは、コンテナの移設性やフレキシビリティを最大限生かすため、独立した一棟・一客室として運営する、新しいタイプのコンテナホテルです。
 「レスキューホテル」は、この「ザ・ヤード」シリーズの特長を公益分野に活かすことを目指したもの。平時には観光やビジネスに利用され、災害時には被災地にすみやかに駆けつける「レスキューホテル」となります。ホテルの標準装備(バス・トイレ・エアコン・テレビ)をそのまま使用することで長期滞在も可能な仮設宿泊所となります。ベッド等を撤去した空間をニーズに合わせて多目的に利用することも可能です。首都圏を中心としてこれまでに20施設632室が展開されています。一室13平方メートルで、隣室と壁を接しないため音が響きにくいのが特長。フィジカル・ディスタンスが取りやすいため、新型コロナ対策としても評価を得ています。ユニットバス、冷凍庫付き冷蔵庫、電子レンジ、空気清浄機などを全室に備えています。既存の施設は、長期連泊の宿泊客から好評で、利用客は8割が男性です。「阿見」はダブルルーム(定員2人)が24室、ツインルームが10室で、料金はいずれも1泊1室で5000円からです。フロント棟のほか、コインランドリーや自動販売機のコンテナも設置されています。

 コンテナホテルは、車輪の付いたシャシー上にコンテナを配置したまま運営する「車両型」と、コンテナをシャシーから下ろし、地面に固定して運営する「建築型」があります。「阿見」の客室は「建築型」と比べ移動しやすい「車両型」で、災害発生時には車でけん引して被災地に出動します。
 新型コロナウイルス感染症拡大を受け、4〜6月には医療従事者の休憩施設などとして活用された事例もあります。

三菱重工長崎造船場に出動
【コンテナホテル災害時の出動事例】
●4月29日 長崎クルーズ船対応で初出動(成田市・足利市→長崎市)
長崎に停泊中のクルーズ船内の新型コロナウイルス感染拡大防止を目的に、日本国政府、長崎県およびクルーズ船会社からの要請を受け、千葉県成田市および栃木県足利市から50室を長崎に移送しました。
●6月11日 三鷹市PCR検査センター施設として出動(足利市→三鷹市)
「レスキューホテル」2客室を6か月間提供。東京都三鷹市内に開設されるPCR検査センター用施設として、栃木県足利市から出動。医療従事者の待機場所等として「車両型」2客室が6カ月間使用されます。
●6月23日 千代田区PCR検査センター施設として出動(足利市→千代田)
東京都千代田区内に開設されたPCR検査専用の仮設診療所における検査体制強化のため、6月23日に栃木県足利市から出動しました。2021年3月まで使用予定です。

※「レスキューホテル」のHP https://www.dvlp.jp/lp/rescue_hotel
※ コンテナホテル「ザ・ヤード」シリーズのHP https://hotel-theyard.jp/