2002年5月に破産宣告を受けた高萩市の日本加工製紙の管財人の金子喜久男弁護士は、1月20日、工場跡地やプラント設備などを「APandPP」(オール・ペーパー・アンド・プリンティング・プロダクツ)に売却したことを岩倉幹良高萩市長に伝えたました。売却総額12億円です。
 APandPP社はインドネシア最大級の財閥で、世界各国に拠点をもつコングロマリットのシナルマスグループ傘下の日本法人です。
 機械類は外国に輸出される見込みで、跡地の利用計画は決定していません。
 跡地には、神奈川県のリサイクル会社・新日本加工紙が、産業廃棄物も処理する施設を建設する計画を立てましたが、環境問題を懸念する住民の反対運動が起き、白紙に戻った経緯があります。
 (写真は2002年5月の日本加工製紙高萩工場の模様)