第56回全国植樹祭のカウントダウンボードを、茨城県庁の正門横に設置する工事が進んでいます。
 全国植樹祭は、国土緑化運動の中心的な行事として天皇皇后両陛下の御臨席を仰ぎ、全国各地からの関係者が参加し、昭和25年から毎年春に開催されています。
 主催は、(社)国土緑化推進機構と茨城県の共催で、主な行事内容は、天皇陛下のお言葉、天皇皇后両陛下によるお手植え・お手まき行事、県内外の参加者による記念植樹、国土緑化運動ポスターコンクール等の表彰行事などとなっています。
 茨城県で2回目の開催となる第56回植樹祭は、茨城の森林の特徴の一つである都市近郊の平地林を保全し、その活用を図るためのシンボルとして潮来市で整備を進めている「水郷県民の森」をメイン会場として開催しされます。森林浴や自然観察体験など、人と森林のふれあい関係の創造を全国に発信していきます。
 また、茨城県を代表する林業地帯である大子町の「奥久慈憩いの森」にサテライト会場を設置し、潮来市のメイン会場と双方向通信で結び、森林の整備、林業の振興の重要性についても全国にアピールすることになっています。
 カウントダウンボードに描かれたキャラクターは、森にいだかれた若い苗木の生長を、先輩の木々が温かく見守っている様子がイメージされています。すべての人々が森林の大切さを理解し、力を合わせて守り育て、いきいきとした森林を未来へ残していこうという願いが込められています。
 なお、第56回全国植樹祭の開催日は、平成17年6月5日に内定していますが、8月25日に開催される国土緑化推進機構の理事会で正式に決定され、記者発表されます。このカウントダウンボードも、同日午後、点灯式が予定されています。
<参考リンク>第56回全国植樹祭のHP