9月15日県議会総務企画委員会で、井手よしひろ県議は、つくばエクスプレス(TX)第三萱丸高架橋の手抜き工事問題を担当課長並びに企画部長に質問しました。
 井手県議は「一連の経過の中で発注者である鉄道・建設機構が、説明責任を十分に果たしていないのではないか」と質しました。鉄道・建設機構は、写真週刊紙に記事が掲載された際も、その後の対応策や検査の結果などについて、独自の記者発表などを行っていません。県などのが行う、記者会見に技術者が同席して経過を説明してはいますが、責任者の言は県民に伝わっていないのが現実です。
 これほどの手抜き工事を許してしまった責任を、重く感ずるべきであると考えます。
 さらに、補修が完全に行われたことを第三者機関が確認をし、県民へのメッセージを発するべきと提案しました。県は、鉄道総研が工事を検証したが、その結果などの報告を求めていくと答弁しました。
 このほか、委員会の質疑では、手抜き工事を行った清水・大木・古久根の三社JVに対する、鉄道・建設機構の3カ月の指名停止処分だけではなく、県も相当の処分を行うべきだとの意見が出されました。