井手よしひろ県議ら県議会総務企画委員会のメンバーは、11月9日つくばエクスプレス(常磐新線:TX)の沿線地域を視察しました。
 一行は、TXの起点であるつくば駅構内を視察。工事を進めている鉄道・運輸機構より工事の進捗状況や、ユニバーサルデザインの 観点から整備された駅施設の説明を受けました。すでに11月当初より、全線の試験運転が始まっており、視察の最中にも試運転列車が駅ホームに入線する状況が見られました。
 つくば市内で、全線にわたる整備状況などの説明を受け、TX沿線整備などについての意見交換、質疑応答を行いました。
 その後、研究学園駅、万博記念公園駅、みどりの駅をTXに沿って車中より視察しました。いずれの駅も駅舎はほぼ完成しており、アクセス道路の整備が急ピッチで進められています。駅前を中心とする土地開発事業は、具体的には工事が初まっておらず、この秋から分譲や公募が始まっています。
 みらい平駅では、駅構内並びに駅前の土地区画整理用地を視察しました。この地域は、県の先買地が多く区画整理が一番進んでいる地域です。大規模な不法投棄が工事中に発見されるなど、紆余曲折もありましたが、年内にも駅前の商業用地や利便施設、居住用施設などの具体像が明確になります。
 最後に一行は、守谷の総合車両基地を視察しました。TXには6両連結で30編成の電車が配備されますが、すでに、8割以上が納車され全線試運転が、30分間隔程度で繰り返されています。
 視察時の説明では、来春早々にもダイヤや料金、開業時期などが明確になるとの説明がありました。通学・通勤の定期券の発売などを考慮にいれると、来年9月前の開業が望まれています。
(写真上から:つくば駅に入線する試運転電車、万博記念公園駅、区画整理事業が進むみらい平駅、守谷つくばエクスプレス総合基地)
つくば駅に入線する試運転電車
万博記念公園駅
みらい平駅
つくばエクスプレス総合基地