青年の船の洋上研修では、橋本昌総団長(茨城県知事)の講話が、11月16日午後2:15より、行われました。
●橋本昌総団長は東海村での出生から学生時代などの思い出から、知事として政治に携わるようになった経緯を語りました。
●茨城県は実力のある県であるにもかかかわらず、実情がなかなか理解されていない。
●橋本知事は、21世紀のいばらきを元気にする取り組みを行っていとし、つくばや東海村での取り組みを説明。「日本はエネルギーの8割、食料の6割を外国に依存している。国内完結型の産業では、発展が見込めない。つくばや東海で科学技術を集約させた産業を育成したい」と茨城の未来展望を語りかけました。
●県の課題として、「住み良い地域を作って行きたい。刑法犯は倍増した。地域全体が安心して暮せる町作りを行う」と話しました。
●一番大切な課題は少子化対策である。集団で切磋琢磨する環境作りが必要と力説しました。
●国と地方との関係も見直さなくてはならないと協調しました。「地方分権を進めるために、市町村のあり方を再検討し、合併を進める必要もある」と、語りました。
●義務教育の問題も三位一体の改革も待ったなしの課題になっており、全力で国に働きかけている。
●講話後の質疑応答では、市町村合併と国と補助金の関係、外国人講師の授業について、今後の茨城県の県土作りなどに質問が寄せられました。