11月29日、県議会総務企画委員会は、青少年の健全育成に関する休会中審議を行いました。
 関係者からの意見聴取を行い、水戸市内の有害図書自動販売機の設置場所を実際に視察しました。
 また、県庁三の丸庁舎で水戸市の青少年相談員と水戸警察署より、活動内容や青少年の非行の現状などをヒアリングしました。
 その後、三の丸庁舎から水戸駅南口までを青少年相談員さんと共に巡回すると共に、ゲームセンターやプリクラセンターを視察しました。
(上写真、水戸市内の有害図書自動販売機の設置場所:写真下、ゲームセンターを視察する総務企画委員会の一行)
カメラ付き遠隔操作自販機の規制強化を
 今回水戸市内で視察した有害図書の自動販売機は、「カメラ付き遠隔操作自販機」でした。この自販機は、インターネット回線(または電話回線)を使って、自動販売機の利用者を映すことができるカメラを遠方から監視し、もし未成年が図書を購入しようとすると、販売ができなくできるというものです。
 業者側は、「購入しようとする人をモニターできるので対面販売であって、自動販売機ではない」と主張しています。自動販売機ではないとの見解なので、自販機としての届け出でを県に行っていません。自動販売機では、有害図書に指定された図書を販売することはできませんが、カメラ付き遠隔操作自販機では、堂々と有害図書が販売されています。
 現状では、茨城県もカメラ付き遠隔操作自販機は対面販売という業者の主張を是認しています。
 こうした弱腰の姿勢を大至急改めて、条例の改正の必要があります。