白血病や再生不良性貧血などの血液の病気の治療法として有効な骨髄移植の提供者を増やそうと、厚生科学審議会の造血幹細胞移植委員会は12月24日、日本骨髄バンクに提供者として登録できる年齢を、現在の20歳から18歳に引き下げることを決定しました。
 骨髄移植推進財団は2005年3月からの登録を開始する予定です。
 ただし、実際に提供できる年齢は現行通り20歳以上とし、未成年者は採血など事前の手続きができる「仮登録」の立場となります。
 同時に委員会は、登録時に家族の同意を不要とすることや、事前の提供説明の簡略化なども容認しました。
 2004年は「世界の中心で、愛をさけぶ」のヒットなどの影響で、骨髄バンクの登録が急増、登録者は11月時点で20万人を突破しました。骨髄バンクの登録者を増やす意味で、今回の改善措置は、関係者より従来より望まれていたものです。
<リンク>骨髄移植推進財団