大子町の袋田の滝に足を伸ばしました。このシーズン袋田の滝では「氷瀑まつり」が開催され、凍結した滝の姿が見られるかと期待しましたが、残念ながら囂々と音を立て、滝は流れ落ちていました。
 今年は、暮れからぐっと冷え込んだ奥久慈地域。1月中旬に寒さが緩んで、かなりの降雨量を記録したそうです。そのため、袋田の滝も例年にない水量で、凍結しづらい状況のようです。
 今日、袋田に向かったのは、ある方から茨城県の代表的な観光地でありながら、「滝への順路表示が不親切で分かりづらい」とのご指摘をいただいたからでした。確かに、観瀑台に通じるトンネルの直前に行くまで表示がありません。川のどちら側からも、観瀑台にはいけるのですが、片方の道はアップダウンがきつく、道も狭いため、お年寄りには不向きです。結構歩いて、最後にトンネルを通るため300円の通行料を取られます。
 県や町の観光振興担当に問いあわせてみましたが、どうやら地元のおみやげやさんとの関係があるようです。観瀑台に通じる順路を明示すると、川の両側にあるおみやげ屋さんのどちらかの営業に支障をきたしてします。そうならないように配慮しているのでは、と推察されました。
 お客様の利便性が重要か、地元の利益の調整が大事か、やはり腹を割って話し合ってもらいたいものです。