日立電鉄線が、2005年3月31日をもって廃止されることにともない、代替バスを運行する日立電鉄バスは、通学定期の割引率を上乗せした「特殊通学定期」を国土交通省に届け出し、2月1日に受理されました。
 代替バスの運賃も原則として、現行の日立電鉄バスの金額が適用されます。定期券も同じ割引き率が適用されることになりますが、電鉄線の定期に比べ割高であり、利用者の負担感が高いと批判されていました。
 例えば、大みか駅と常北太田駅間は、3ヶ月通学定期で電鉄線の場合が34,720円であるに対し、通常のバス定期は49,700円と14,980円も高くなってしまいます。
 そこで、今回認可を受けた「特殊通学定期」では、割引率を10キロ以下の距離で、通常の「42%引き」を「58%引き」に引き上げました。この結果、大みか駅〜常北太田駅で、36,820円となり、電鉄線利用時より2,100円高くなりますが、一般の通学定期より12,880円安くなります。
 この「特殊通学定期」は、「太田駅前〜元内〜久慈浜郵便局入口〜大甕駅前」と「太田駅前〜交流センター前〜久慈浜郵便局入口〜大甕駅前」の2区間に適用されます。適用期間は4月1日から来年3月31日までの1年間です。
 記者会見をした日立電鉄バスの松場卓爾社長は「来年度の高校3年生は、日立電鉄線がなくなるという情報がない時期に高校に入学した。3年生への配慮を最も考えた」と話しました。
 また、井手よしひろ県議などが主張した適用期間の延長に関しては、2006年4月1日以降の一年間については、2005年度の実態を見ながら関係機関と再度協議することが明文化されました。
大みか駅〜常北太田駅間の通学定期代の比較
大みか〜常北太田1ヶ月定期3ヶ月定期6ヶ月定期
電鉄線鉄道定期12,180円34,720円65,780円
通常バス定期17,440円49,700円94,180円
特殊通学定期12,920円36,820円69,770円
電鉄線との差740円高2,100円高3,990円高
通常バスとの差4,520円安12,880円安24,410円安