昨年10月に本格稼働したいばらきブロードバンドネットワーク(IBBN)は、県と県内全市町村が参加した国内有数の光ファイバ情報通信網です。行政間の利用は順調に拡大していますが、民間の利用がまだまだ不十分であると考えています。
 4月末での民間事業者の活用は、28件(58事業所)に止まっています。
 井手よしひろ県議は、IBBNの利用促進と地域活性化を図るため、地域のIT推進を目的とする日立IT市民の会(会長:野地均一さん)、茨城北部IT支援の会(会長:菅野泰夫さん、副会長:綿引敏さん)と共に、県情報政策課、県商工技術課、県ITサポートセンターの責任者の皆さんと意見交換を行いました。
 主な内容は、
1)IBBNの利用の現状
2)IBBNの市町村設置ルータの民間利用
3)県北地域の工業団地、住宅団地のブロードバンド化について
4)18GHz帯利用の無線アクセスの導入の可能性について
など、多岐にわたりました。
県側からは、IBBN市町村設置ルータの民間利用は原則的には可能となっている。市町村側の条件整備やセキュリティーへの課題があり、なかなか実現していない。無線アクセスによって、地域をブロードバンド化した実例が福島県原町市にある。18GHz帯利用も含めて、勉強してみたい。などとの回答がありました。
 井手県議は、9月の県議会での一般質問を目標に、IBBN利用促進や県北地域のブロードバンドかについて提言をまとめる予定です。
<参考>新しいワイヤレス加入者システム(KEN BLOG)
<参考>原町市市民アクセス網
<リンク>井手よしひろの「茨城県のIT戦略」