いばらきフィルムコミッションの活動が活発になっています。平成15年度122本、平成16年度(2月まで)161本の映画やテレビ番組が、茨城県内で撮影されました。高速道路を活用した交通の利便性や歴史的な建造物、海と山の豊かな自然、温暖で穏やか、そして晴天の多い気候など、映画、テレビの撮影にはもってこいの条件が整っています。
さて、こうした茨城に関係した映画でも、特に話題になっているのが、「下妻物語」「半落ち」「HAZAN」の3本の映画ではないでしょうか。
実は、この3本の映画を今週立て続けに、DVDで鑑賞しました。日本映画の新たな魅力を実感させられました。
「半落ち」は、日本アカデミーショーの最優秀作品賞を受賞した作品です。また、主演の寺尾聡は主演男優賞を獲得しました。「半落ち」の主な舞台は群馬県です。群馬県のフィルムコミッションが大いに活躍したと思われます。
さて、こうした茨城に関係した映画でも、特に話題になっているのが、「下妻物語」「半落ち」「HAZAN」の3本の映画ではないでしょうか。
実は、この3本の映画を今週立て続けに、DVDで鑑賞しました。日本映画の新たな魅力を実感させられました。
下妻物語 | 半落ち | HAZAN |
「下妻物語」は深田恭子主演の映画。ロリータファッション、レディース(女性の暴走族)など、若者向けの映画とのイメージもあり、「観たいけれど観に行きづらい映画」と昨年このブログに書きましたが、DVDで観て見るとかなりのできの映画です。中島哲也監督の独特の絵作りが、下妻の雰囲気をよく伝えています。説教の臭みがなく、友情のあり方を語ってくれています。
「下妻物語」は、この映画のヒットによって「下妻市」という市の名称を残そうという声が高まり、市町村合併の枠組みが変わってしまうという、大変な影響を与えました。
関係者の皆さん、この責任(?)を感じて、ぜひ続編の製作をお願いしたいと思います。
「下妻物語」は、この映画のヒットによって「下妻市」という市の名称を残そうという声が高まり、市町村合併の枠組みが変わってしまうという、大変な影響を与えました。
関係者の皆さん、この責任(?)を感じて、ぜひ続編の製作をお願いしたいと思います。
「半落ち」は、日本アカデミーショーの最優秀作品賞を受賞した作品です。また、主演の寺尾聡は主演男優賞を獲得しました。「半落ち」の主な舞台は群馬県です。群馬県のフィルムコミッションが大いに活躍したと思われます。
その中で、後半の裁判のシーンに使われたのが、茨城県の旧県庁舎(現三の丸庁舎)です。歴史的の価値がある旧県庁舎の重厚さが映画の雰囲気作りに大いに役立っていると思います。原作のもつ力強さ、脚本・演出・監督などスタッフの優秀さ、役者の演技、そして撮影場所などの選択の妙、まさに最優秀作品賞との評価がうなづける作品です。映画が総合芸術といわれる所以を再確認しました。
(写真は撮影場所となった茨城県旧県庁舎)
(写真は撮影場所となった茨城県旧県庁舎)
「HAZAN」は、茨城県の下館市出身の陶芸家「板谷波山」の半生を描いた映画です。「HAZAN」は、地元の住民の協力のもと県内でオールロケで作製されました。まさにメイドインいばらきの映画となっています。
失敗を重ねながらも我が道を進む波山の姿、それを支える妻の存在。そして、遂にできあがった作品に寄せられた高い評価。典型的な艱難辛苦を乗り越えての成功物語ですが、そのシンプルなストーリーに、実在の芸術家がモデルであるとの存在感や出演者の演技力などが相乗効果を上げ、感動的な作品に仕上がっています。
DVDも販売されていますし、上映会場の情報はオフィシャルサイトをご覧下さい。
参考:HAZAN Official site
失敗を重ねながらも我が道を進む波山の姿、それを支える妻の存在。そして、遂にできあがった作品に寄せられた高い評価。典型的な艱難辛苦を乗り越えての成功物語ですが、そのシンプルなストーリーに、実在の芸術家がモデルであるとの存在感や出演者の演技力などが相乗効果を上げ、感動的な作品に仕上がっています。
DVDも販売されていますし、上映会場の情報はオフィシャルサイトをご覧下さい。
参考:HAZAN Official site