3月18日、第1回定例県議会の最終日、正副議長の選挙が行われました。その結果、議長に石川多聞議員(自民)、副議長に西條昌良議員(自民)が選出されました。
 地方自治法では、議長の任期は4年間とされていますが、最大会派の自民党の意向で、一年ごとに議長・副議長が「一身上の理由」で辞職し、議長選が行われています。
 これに関連して、地元紙・茨城新聞は、3月16日付の一面記事で、「議長に石川多聞氏『内定』」と大見出しをつけて報道しました。また、記事の中では、「一年ごとの議長交代を『慣例』」と表現しました。最大会派の自民党(42名)の動向で議長選は決することは否定できませんが、そのことをもって『内定』、『慣例』とすることに大きな違和感を感じます。自民党以外の会派は、石川議員を議長に内定した覚えも、一年ごとの議長交替を慣例とした覚えもありません。
 こうした観点から、井手よしひろ県議は、議会運営委員会で、「報道機関に対し、議長選・副議長選の趣旨をよく説明し、県民へ誤解を与えないような表現に改めるよう、申し入れするべきである」と発言しました。
<議長選挙結果>
投票総数61票
石川多聞(自民党):51票
染谷清(自民県政クラブ):7票
大内久美子(共産党):2票
塚田規夫(無所属):1票
<副議長選挙結果>
投票総数61票
西條昌良(自民党):43票
長谷川修平(民主清新クラブ):8票
江田隆記(自民県政クラブ):7票
山中泰子(共産党):2票
塚田規夫(無所属):1票
*公明党は議長は第1会派、副議長は第2会派からとの原則で、議長・副議長選に臨んでいます。