フジ、ライブドアが和解発表 ライブドアは資本参加断念
asahi.com(2005年04月18日16時32分)
 ライブドアとフジテレビジョンは18日、資本・業務提携に合意して和解したと発表した。フジがライブドアからニッポン放送株をすべて買い取って子会社化するとともに、ライブドアの第三者割当増資に応じて同社株12.75%を握り資本参加する内容で、フジテレビ側がライブドアに支払う金額は総額約1470億円となる。業務提携の詳細は今後両社でつくる委員会での協議に引き継がれるが、新興IT企業と日本有数のメディアグループとの攻防は2カ月余りで決着を迎えた。
 フジの日枝久会長と村上光一社長、ニッポン放送の亀渕昭信社長、ライブドアの堀江貴文社長が18日午後5時半から、都内のホテルで共同で記者会見する。
 和解内容は、(1)ライブドアグループ保有の同放送株50%超すべてを1株6300円でフジサンケイグループに譲渡(2)フジがライブドアの第三者割当増資440億円を引き受けて同社株12.75%を保有する(3)放送とネットを融合させた業務提携を目指すフジとライブドアによる「業務提携推進委員会」の設置――の3点。
 日本の経済界に一石を投じたライブドアとフジTVの騒動が決着を見るようです。私たち株のなんたるかも知らないものにとって、今回の騒動はどのような結果をもたらしたか。それは、ライブドアという得体の知れない会社の存在を良くも悪くも広く知らしめた効果です。
 私は「実業」という言葉が好きです。会社の経営者や従業員が、汗水たらして努力しする。その結果会社が発展し、従業員の暮らしも楽になる。こんな前時代的な会社のイメージが「実業」です。その反対のイメージの会社を「虚業」とでも呼べばよいのでしょうか。ライブドアは何の会社?と聞いて、インターネット関連企業と説明しますが、その具体的な事業内容を説明できる人はほとんどいません。(もちろん私も解りません)このブログは、ライブドアにお世話になっているのですが、ライブドアブログでの収益は出ているのか疑問です。というか、このブログを日本一のものにして、儲けを出そうという気構えがあるかどうかが疑問です。
 一つひとつのサービスに心血を注ぐ姿勢無くして、「実業」で日本を席巻することは出来ません。
 私は、株には全く関心がありませんので、どうか、ライブドアブログのサービス体制や不法な内容に対する対応、アダルトサイトへの対応、システムのさらなるアップグレードなど、名実ともにライブドアは「ブログのライブドア」と評価されるようになってもらいたいと祈るのみです。
 今のままでは、ライブドアは日本最大の「虚業」企業になってしまいます。