コンピューターウイルス対策ソフト「ウイルスバスター」の更新プログラムによって、県庁の業務用パソコン合わせて5,615台のうち計29台が起動不能の被害に遭ったことが、県情報政策課の調査で判明しました。25日、午前10時ごろまでにはすべて復旧し、業務への影響はありませんでした。
被害に遭ったのは、企画部企画課や農業総合センター、土木事務所など計21部門のパソコンです。
4月23日午前7時半ごろから9時ごろまで、起動されており、問題があった更新ファイルでアップデートされたパソコンが被害に遭いました。土曜日の午前中で、大多数のパソコンが起動していなかったため、被害は最小限に抑えられました。
県庁の業務用パソコンは、全部で5,615台。インターネット(LAN)に接続しているパソコンは全て、トレンドマイクロ社の「ウイルスバスター」が導入されています。その内、WindouwsXP sp2のOSを搭載しているのは1,972台あり、最悪の場合、3台に1台が被害に遭った可能性もありました。
被害に遭ったのは、企画部企画課や農業総合センター、土木事務所など計21部門のパソコンです。
4月23日午前7時半ごろから9時ごろまで、起動されており、問題があった更新ファイルでアップデートされたパソコンが被害に遭いました。土曜日の午前中で、大多数のパソコンが起動していなかったため、被害は最小限に抑えられました。
県庁の業務用パソコンは、全部で5,615台。インターネット(LAN)に接続しているパソコンは全て、トレンドマイクロ社の「ウイルスバスター」が導入されています。その内、WindouwsXP sp2のOSを搭載しているのは1,972台あり、最悪の場合、3台に1台が被害に遭った可能性もありました。
■問題の発生状況(トレンドマイクロのHPより)
発生条件
2005年4月23日午前7:33から午前9:02(*)の間に、検索エンジン7.51もしくは、7.50を搭載したコンピュータにウイルスパターン2.594.00をアップデートした場合に発生します。
該当パターンのダウンロード数は現在のところ、約17万件程度と推定しています。
※お客様のシステム環境により、多少時刻に前後がございますのでご了承ください。
現 象
コンピュータの動作が著しく遅くなり、コンピュータの通常の運用が困難となる事象が発生します。
原 因
Ultra Protect圧縮ファイルを解凍、検索するためのパターンファイルの作成ミスがありました。
検索対象ファイルが圧縮ファイルか否かの判定をするパターン中のプログラムにおいて、特定の条件下(エントリーポイント番地の指定がなく、かつ1セクションにより構成されるファイルの検索)に検索が終了しないという事象を引き起こしてしまいました。
ユーザ環境でのテスト工程に不備がございました。
本来予定されていたWindows XP SP2環境でのテストが人為的ミスにより行われませんでした。
検索エンジン7.5.0以前(Ultra Protect圧縮機能対応前)のものを使用してテストを行ってしまうことにより、圧縮チェック、解凍の動作を検査しないと言う二重の問題を発生してしまいました。
対 策
パターンファイルの作成、テスト工程におけるダブルチェック体制の徹底、チェックプロセスの自動化、テスト工程とテストファイルの見直しおよび追加、業務にて稼動しているさまざまなOSに対する製品を用いたテストの強化を行ってまいります。
今回の問題の影響範囲
本問題修正済みのウイルスパターンファイル2.596.00は、2005年4月23日午前10:51に公開しています。2005年4月23日午前7:33から午前9:02の間に該当パターンをアップデートしなかったお客様は、本問題は発生しません。
また、これから新たにトレンドマイクロ製品を導入されるお客様においても、本問題は発生しません。