家族の一員であり、人生のパートナーでもあるペットの保護を一層進めるべきです。
6月12日、動物虐待罪の厳罰化や、犬猫へのマイクロチップ装着の義務化などを盛り込んだ、議員立法による改正動物愛護管理法が参院本会議で、全会一致で可決、成立しました。
動物愛護管理法は「殺処分ゼロ」を掲げる公明党のリードで5年余り前にも改正され、飼い主や動物取扱業者に対して最後まで動物の面倒を見る「終生飼養」の努力義務を課しました。その後、民間団体やボランティアの努力もあり、飼育放棄などで殺処分された犬や猫は約4分の1にまで減少しています。
しかし、警察庁によると動物虐待で検挙された件数は年々増えており、この6年間で約3倍に増加している。ペットの虐待動画をインターネットに投稿するなど、悪質で痛ましい事例も後を絶ちません。
改正動物愛護管理法では、後を絶たない悪質な動物虐待を防ぐため、虐待罪の罰則を強化。具体的には、殺傷の場合、現行の2年以下の懲役(または罰金200万円以下)から5年以下の懲役(または罰金500万円以下)に引き上げます。虐待・遺棄に対する罰則についても、現行の罰金100万円以下から、懲役1年以下または罰金100万円以下へと強化されました。動物虐待への厳罰化は、公明党が強く求めてきたものです。
罪を犯した人に強く反省を促すだけでなく、動物虐待がいかに重い罪かを一般に周知し、犯罪の抑止につながる期待もできます。
続きを読む