江戸時代に広く使われた日本地図を作ったことで知られる長久保赤水の地図などが、国の重要文化財に指定されることを受けて、出身地の高萩市は赤水の足跡を紹介する映画を制作しています。
新型コロナウイルスの影響で落ち込んでいる観光のPRなどに活用するとともに、地域の偉人を再評価する機会としたいとしています。
長久保赤水は現在の高萩市に生まれた江戸時代の水戸藩の儒学者です。
日本で初めて緯度と方角を記した日本地図を作ったことで知られ、ことし3月には赤水の地図や文書などが国の重要文化財に指定されることが決まりました。
高萩市はこれを記念して様々なイベントを企画していましたが、新型コロナウイルスの影響で開催の見込みが立たないことから、国の交付金を使って赤水の足跡を紹介する50分のドキュメンタリー映画の制作を進めています。新田次郎の名作「ある町の高い煙突」を映画化した松村克弥監督がメガホンをとります。
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