2021年03月

被災後1年5ヶ月、JR水郡線全面復旧/町民の喜び沸き立つ


 3月27日、令和元年台風19号で不通が続いていたJR水郡線が、約1年半ぶりに全線で運転を再開しました。
 茨城県議会公明党は、災害発生直後から大子町を訪れ、高梨町長らと連係を取り、災害復旧に努めました。
 特に、赤羽国交大臣、前国交大臣の石井衆議院議員を通して、通学や通勤に利用する町民や地域の振興ために、一刻のも早い水郡線の復旧を訴えました。
 久慈川の増水で被害を受けた第6久慈川橋梁(水郡線袋田駅〜常陸大子駅間/大子町久野瀬)は、全長約137.8メートル、幅約3.8メートル。7連の鉄製橋桁が全て落下し、コンクリート製の橋脚6基のうち3基が流失、1基が転倒しました。
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水戸地裁判決/東海第二原発の運転再開認めず

東海第二原発
 令和3年3月18日、茨城県東海村にある東海第二原子力発電所(東海第二原発)について、水戸地裁は重大事故発生時の住民の避難計画に不備があるとして運転を認めない判決を言い渡しました。原発の運転の可否が争われた今までの訴訟にはない、新たな視点での司法判断となりました。
 私は、県議会議員現職当時から「東海第二原発は再稼働させず廃炉とし、事業者である日本原子力発電(日本原電)は、原発廃炉の専業事業者に業態を変更するべきだ」と訴えてきました。今回の判決は地裁レベルとはいえ、画期的な判決と評価したいと思います。しかし、原告が運転停止の理由として指摘していないために、当然とはいえ東海第二原発の採算性(経済合理性)には、全く触れられていないことは残念です。

水戸地裁の東海第2原発運転差し止め訴訟
判決:日本原電は、東海第2発電所の原子炉を運転してはならない。
理由:人格権に基づく原子炉運転差止請求に係る具体的危険とは、深層防護の第1から第5の防護レべルのいずれかが欠落しまたは不十分なことをいうものと解した上で、本件訴訟の争点のうち、第1から第4の防護レべルに係る事項については、その安全性に欠けるところがあるとは認められないが、避難計画等の第5の防護レべルについては、本件発電所の原子力災害対策重点区域であるPAZおよびUPZ(おおむね半径30キロ)内の住民は94万人余におよぶところ、原子力災害対策指針が定める防護措置が実現可能な避難計画およびこれを実行し得る体制が整えられているというにはほど遠い状態であり、防災体制は極めて不十分であるといわざるを得ず、PAZおよびUPZ内の住民である原告79名との関係において、その安全性に欠けるところがあると認められ、人格権侵害の具体的危険があると判断した。
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災害時対応のコンテテナホテル<レスキューホテル>展示場がオープン

足利福富ショールーム
 3月10日、公明党の輿水恵一埼玉県本部副代表、福重隆浩群馬県議会議員、山口恒夫栃木県議会議員に同行して、災害などの有事に被災地に駆けつける「レスキューホテル」の幅広い活用方法を展示する「足利福富ショールーム」を訪れ、コンテナホテルの災害時の活用について、現地を視察しました。
 3月1日、全国でレスキューホテルを700棟以上展開する株式会社デベロップ社は、レスキューホテル足利福富の敷地内に、5つの用途事例別コンテナを展示しました。
■ 移動式陰圧診察室
■ テレワーク室
■ 会議室
■ オフグリッド対応客室
■ 移動キッズフル
 デベロップ社では、これまでに4件のレスキューホテルの有事出動実績があります。長崎県でのクルーズ船のコロナ集団感染現場、東京都内のPCR施設などで、快適な居住性や迅速な配備・設置柔軟性など、その充分に発揮しています。
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新型コロナ対策/高齢施設の集団感染・クラスターへの対応強化を

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 茨城県内では今年1月以降、高齢者施設で集団感染が疑われる事例が10件以上報告されています。関連の感染者は職員も含めると計300人を超え、施設内で療養中に亡くなる感染者も相次いでいます。
 厚生労働省によると、同一の場所で2人以上の感染者が出た高齢者施設は、2月22日時点で1061件に上り、この2カ月間で2倍以上に増加しました。医療機関や飲食店など施設別の内訳で、高齢者施設が最も多くなっています。
 厚労省の助言組織・新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボードは2月24日、「高齢者施設でのクラスター発生事例も継続」との分析を公表し、警戒を呼び掛けています。
 高齢者は重症化しやすいため、施設側はマスクの着用や室内の換気、消毒の徹底、面会の制限など感染防止に細心の注意を払っています。それでもなおクラスターが発生しています。入所者はもちろん、感染リスクに直面しながら仕事を続けている職員らを守るための取り組みを、一段と強化すべきです。

職員に定期的なPCR検査を実施
 具体策の一つが、職員に対するPCR検査の徹底です。
 高齢者施設でのクラスターは、一人の職員の感染から他の職員や入所者に広がっていくケースが多い。PCR検査によって、感染者を早期に把握することは重要です。
 このため政府は2月4日、緊急事態宣言が延長された10都府県を対象に、職員への検査を集中して行うよう通知しました。また、自治体の中にも独自に職員への検査を複数回実施する動きがあります。
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歴史と自然、そして最新のデジタルアートが融合「チームラボ 偕楽園 光の祭」が開幕


 3月1日から、水戸偕楽園の「水戸の梅まつり」が開幕しました。茨城県独自のコロナ緊急事態宣言を受けて、開幕が2週間ほど遅くなりました。

 梅まつりの開催に合わせて、デジタルアート集団チームラボの手による「チームラボ 偕楽園 光の祭」が催されます。日本三名園に数えられる国の史跡を舞台に、梅林や竹林など庭園の魅力を生かした“光のアート”が展開されています。

 チームラボは、レーザー光線やLED照明を使い、梅林や竹林に映像を投影したり、杉林に卵型のオブジェが並べるなど、広い園内に8つの作品を展示しました。約1500本ある梅林では、人の動きに反応し、木々から同心円状に広がった光が梅の花を照らします。杉林には、不思議な卵が林立しています。触れると赤や黄、青色などに作品の色が変化し、光に呼応して光に照らされた木々も次々と色を変えます。幽玄の竹林では、不思議な動物たちの行列が無限に続いています。
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自己紹介
井手よしひろのプロフィール

井手よしひろです。
茨城県の県政情報、
地元のローカルな話題を
発信しています。
6期24年にわたり
茨城県議会議員を務めました。
一般社団法人地方創生戦略研究所
http://y-ide.com
master@y-ide.com
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