2021年11月

今こそ、コロナ禍の乗り越えるための重要な時

2回接種後と3回接種後の中和抗体価の変化
 国内の新型コロナウイルス感染者が急速に減少し、現在も低い水準で推移しています。
 次の感染拡大のナギのような状況なのか、それともウィズコロナの社会への助走なのか、重要な時期にさしかかっています。
 大阪大学大学院医学系研究科の忽那賢志教授は、新規感染者が急減した要因を、日本人の行動変容とワクチンの接種効果と分析し、次のように語っています。
「感染者減少は、複数の要因が考えられるが、人々の行動変容とワクチン接種の急速な進展が一種の“相乗効果”を生んだのではないか。7月下旬の4連休以降、実効再生産数(感染者1人が平均して他人にうつす人数)は減少に転じた。飲食店や映画館といった商業施設に行く人が減ったと指摘されており、感染者が増えているとの報道などで行動変容が起きたといえよう。同時に、ワクチン接種が短期間のうちに進んだことが大きい。これにより、感染が広がりにくい状況になり、減少するスピードを加速させたと考えられる。感染を“火”、人を“木”に例えると、ワクチンを打った人は雨水をかぶった木のような状態だ。1本の木に火が付いても、燃えにくい木が増えたため、広まらずに収まる環境がつくられた」
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コロナワクチンの追加接種(3回目接種・ブースト接種)について

厚労省の3回目接種の考え方
希望者全員に無料で/12月開始、2回目の8カ月後以降接種
■感染・重症化予防の効果持続へ
 新型コロナウイルスワクチン接種が進んだこともあり、国内の新規感染者数は急速に減少していますが、海外の研究では時間の経過とともに感染予防などの効果が低下すると報告されています。効果の持続に向け政府は、2回完了した全ての希望者に3回目の追加接種を行う方針です。
 10月29日には、厚生労働省が日程に関して、専門家による分科会の議論を踏まえた内容の事務連絡を出しました。これによると、3回目接種は12月から始まります。
 3回目の接種は、1、2回目と同様に無料です。10月12日の衆院代表質問で、公明党の石井啓一幹事長が3回目接種の無料化を訴えたのに対し、岸田文雄首相は「全額公費負担で行う」と明言しました。

■地元市区町村から順次接種券が届きます
 事務連絡には、接種時期は2回目完了の「おおむね8カ月以上後から行う」と明記。1、2回目で先行接種が行われた医療従事者から開始され、高齢者らへの接種も年明け以降、始まる見通しです。対象者には順次、市区町村から接種券が届きます。
 厚労省は来年分として、米ファイザー社から1億2000万回分、米モデルナ社から5000万回分の供給を受ける契約を締結。ファイザー製については、11月中下旬に、12月と来年1月の接種分として約412万回分を自治体に配送し、12月1日以降に3回目接種を開始する計画です。モデルナ製は3回目接種を2月から始める予定です。
 3回目接種のワクチンについて、厚労省は2回目とは異なるメーカーのものを使用する「交差接種」を認めるかどうかを含め、引き続き科学的知見を収集して検討するとしています。
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立憲民主党・枝野代表が引責辞任/共産党との共闘は見直すべき

辞任の意向を表明した枝野代表
 11月2日、立憲民主党の枝野代表は党の役員会で、衆議院選挙で選挙前の議席を下回ったことについて「私の力不足だ」と陳謝したうえで「新しい体制を整えて来年の参議院選挙などに向かっていかなければならない」と述べ、代表を辞任する意向を表明しました。立憲民主党は10月31日に行われた衆議院選挙で、小選挙区と比例代表合わせて定員の過半数を超える240人の候補者を擁立するとともに、多くの選挙区で共産党などと候補を一本化して臨みました。しかし、立憲民主党の獲得議席は小選挙区57、比例区39の計96に止まり、公示前の109から13議席も減らしました。共産、国民民主、れいわ新選組、社民各党と候補者を一本化した小選挙区では9議席増やしましたが、与党候補に競り負けたところが多くありました。共闘の効果は限定的で、地力不足も明らかとなった。特に深刻なのは、比例区の22議席減です。
 2日の役員会で、枝野代表は「政権選択の構えを作ることはできたが、選挙の結果は平野代表代行や辻元副代表をはじめ有為な仲間がたくさん戻ってくることができず、また現有議席を下回るという大変残念な結果となった。ひとえに私の力不足だ」と述べました。そのうえで「私どもとして次のステップを踏み出していくことが立憲民主党の役割、責任だと思っている。そうした状況を踏まえるなら、新しい代表のもと新しい体制を構え来年の参議院選挙、そして次の政権選択選挙に向かっていかなければならないと決断をした」述べ、代表を辞任する意向を表明しました。枝野代表は、10月10日に召集される特別国会の閉会日に辞任しその後、党員などが参加する形で代表選挙を行う考えを示しました。
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自己紹介
井手よしひろのプロフィール

井手よしひろです。
茨城県の県政情報、
地元のローカルな話題を
発信しています。
6期24年にわたり
茨城県議会議員を務めました。
一般社団法人地方創生戦略研究所
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