2023年02月

南海トラフ地震が起こると、仮設住宅131万戸以上が不足

新潟県村上市の仮設住宅
 南海トラフ地震が起きると自宅を失った人に提供できる仮設住宅が大幅に不足し、最悪の場合、300万人以上が次の住まいを見つけられない可能性があることが専門家の試算で新たに分かりました。
 国は、南海トラフ地震が起きると最悪の場合、揺れや火災、津波などで全国で239万棟が全壊すると想定しています。都市防災が専門の専修大学の佐藤慶一教授は、国の被害想定や住宅統計などのデータを組み合わせて初めて試算を行いました。
 その結果、必要とされる仮設住宅は合わせて195万戸でしたが、提供できる数は大幅に不足し、最悪の場合、不足する仮設住宅が東海から九州にかけての12の府県で131万3900戸に上る可能性があることが分かり、合わせて300万3000人が次の住まいを見つけられないことになります。
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日立の大煙突、崩壊から30年「大煙突フェス」を開催


 日立市のシンボルとして親しまれてきた「大煙突」が倒れて30年となることを受けて、大煙突とさくら100年プロジェクトは、大煙突の歴史などを伝えるイベント「ひたち大煙突フェスティバル」を開催しました。多くの市民が訪れ、出演者、役員も含めて520名の方が来場しました。
 日立市の「大煙突」は、鉱山から出る煙による公害を防ごうと、1914年(大正3年)に建設されました。高さは155.7メートルと当時は世界一でした。その大煙突が、30年前の平成5年2月19日に、老朽化などのため3分の1ほどの高さを残して崩落しました。

 2月19日、日立鉱山の娯楽施設だった「共楽館」(現日立武道館)で、「ひたち大煙突フェスティバル」は開催され、冊子「大煙突とさくらのまち読本」、「バーチャル大煙突」アプリのお披露目、日立地元の市民劇団「ETCひたち」による紙芝居「大煙突とさくらのまち」が披露などが行われました。
 ほかに歌やダンスなどのステージイベントやキッチンカーも出店し、賑やかなイベントとなりました。
 また、地域の新たな名物にしようと、大煙突の高さが155メートルあまりだったことにちなんで、長さ15.5センチのソーセージをクレープのような生地で包んだおやつが配られ、多くの家族連れが大煙突を背景にほおばっていました。この食の催しは、恵方巻きのように長い食べ物を大煙突に向かって食べる試みで、毎年この時期に行う郷土の食文化として根付かせたい考えです。市内飲食店などの協力を得て、事前予約した参加者に煙突にちなんだ料理を提供しました。

 大煙突とさくらにまつわる史実をまとめた冊子「大煙突とさくらのまち読本」は、B5版88ページで2000部発行。市や図書館などに無償で寄贈します。
 崩壊の前の大煙突の雄姿を再現できる「バーチャル大煙突」アプリも公開されました。開発したアプリは、画面上に倒壊前の煙突が出現する仕組みです。現在は、アンドロイド系スマホで稼働しますが、今後はiPhone系のアプリも開発したい考えです。続きを読む

日立市諏訪町の新産廃処分場の新設道路、概算予算120億円


 茨城県は、日立市に計画する新産業廃棄物最終処分場整備に係る新設道路について、概算事業費として約120億円を要することを明らかにしました。2月16日付けの日本工業経済新聞(茨城版)が伝えました。
 進入道路の計画概要は延長約4km、幅員9m(車道3mX2、片側歩道2m、路肩0.5mX2)。延長4kmのうち、2ヵ所・計1045mが(仮称)大久保町トンネルを整備する方針です。今年3月末までに用地測量を委託したい考えです。
 整備日程は県議会の同意や地元への説明などが行われていないために流動的ですが、設計や用地測量後に用地買収に着手。買収後、工事を開始し、処分場の供用開始と同時の道路完成を目指して取り組んでいく方針です。
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井手よしひろのプロフィール

井手よしひろです。
茨城県の県政情報、
地元のローカルな話題を
発信しています。
6期24年にわたり
茨城県議会議員を務めました。
一般社団法人地方創生戦略研究所
http://y-ide.com
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