2023年10月

「自律型致死兵器システム」(LAWS)の使用禁止に向け世論を高めよう


 ドローン技術の進歩や画像処理技術の向上、そしてAI(人工頭脳)の劇的な発展によって、人間のコントロールなしに自律的に、敵の兵士や施設を攻撃できる武器が実用化されようとしています。
 トルコの軍需企業・STM社製のドローン「カルグ2」は、顔認識システムを装備し、特定の個人を探し出すことができるといわれています。STM社の YouTube チャンネルには、複数の カルグ2が編隊を組んで運用する動画が掲載されています。GPSが機能しない環境でもドローンが自律的に探知・捜索から攻撃までの任務を遂行できる機能が実装されています。AIにより光学、赤外線センサーなどでターゲットを特定・攻撃できる上、最大20機ほどの編隊を組んで飽和攻撃を仕掛けることも可能です。
 2021年3月に発表された国連安全保障理事会のリビアに関する専門家パネルの報告書によると、2020年にカルグ2がリビアで人間の標的を追跡し、攻撃したとされています。これまでも、世界中の戦場で無人兵器が使われてきていますが、「ヒトを攻撃する」ことの最終判断には人間が行ってきました。ところが、ついにAIが自律的な判断でヒトを攻撃したとみられるケースが、公的な場で初めて報告されたことになります。
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全国県庁所在市の子ども医療費助成制度の比較/子ども家庭庁がはじめて全国調査結果を公表

小児医療
 子ども家庭庁が、令和4年度・5年度「こどもに係る医療費の援助についての調査」をおこない、その結果を公表しました。
 こどもに係る医療費の援助(子ども医療費助成制度・小児マル福制度)は、各都道府県と市町村が条例等によって補助しています。
 その助成は市町村によって異なり、子育て支援の充実や全国的に格差のない制度にするために、国の積極的な関与が求められているところです。
 今回、こども家庭庁は、各都道府県等の実施状況(令和4年4月1日及び令和5年4月1日現在)について調査し、結果を各都道府県に報告しました。国レベルで全国市町村の助成の内容が発表されたことは初めてです。
令和4年度・5年度「こどもに係る医療費の援助についての調査」子ども家庭庁

 それによると、全ての都道府県及び市区町村がこどもに係る医療費の援助を実施しています。令和5年4月1日時点において、都道府県では、通院が就学前まで、入院が15歳年度末まで(中学生まで)が最も多く、市区町村では、通院、入院ともに18歳年度末(高校生まで)が最も多くなっていました。

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台風13号による水害被害、り災証明書の発行状況8割を超す

り災証明書の被災認定の状況
 線状降水帯による大雨で大きな被害を受けた県北三市で、り災証明書の発行が進んでいます。
 2023年10月2日現在で、村本しゅうじ県議会議員がその被害認定状況を県の担当者からヒアリングしました。
 それによると、3市合計で1331件の申請が寄せられていましたが、その83.6%にあたる1113件の認定が完了しました。
 北茨城市ではすべての認定が完了し、高萩市61%、日立市89%となっています。
 内訳は、全壊が2件、大規模半壊15件、中規模半壊94件、半壊413件、準半壊2件、一部損壊が587件です。
 災害救助法の応急修理制度などの公的支援の対象は半壊以上となっているため、一部損壊になった方、特に床上浸水でも一部損壊と認定された方は、もう一度市役所に調査のやり直しを求めた方が良いかもしれません。特に、壁の中に入っている断熱材が浸水している場合もあります。遠慮せずに再調査を申請して下さい。
 市町村別の支援金をまとめましたので、参考にして下さい。
 床上浸水でも半壊に至らない(一部損壊)との認定が出た方は、是非、再調査を市に申し出て下さい。なぜ、半壊にならないのか説明をしっかり受けた方が良いと思います。特に、壁や床の被害、トイレや給湯器などの被害をしっかり見てもらって下さい。
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自己紹介
井手よしひろのプロフィール

井手よしひろです。
茨城県の県政情報、
地元のローカルな話題を
発信しています。
6期24年にわたり
茨城県議会議員を務めました。
一般社団法人地方創生戦略研究所
http://y-ide.com
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