2023年11月

東海第2原発の拡散シミュレーションを公表

東海第2原発 11月28日茨城県は、日本原子力発電東海第2原子力発電所(東海村:東海第2原発)で、深刻な事故が起きた場合に放射性物質がどのように拡散するかの予測を初めて公表しました。安全装置が機能するかどうかや気象条件の違いにより、拡散状況を22通りでシミュレーションし、避難が必要な地域や人数を示しました。
 日本原子力発電が再稼働を目指す東海第二原発は首都圏唯一の原発で、30キロ圏内の人口は91万人あまりと、全国で最も多くなっています。
 重大な事故が起こった際には、原発から5キロ圏内の「PAZ」区域では、対象となる6万4451人が原則、放射性物質が放出される前に、避難することになっています。
 これに加え30キロ圏内の「UPZ」区域では線量が1時間あたり20マイクロシーベルトを超えた場合は1週間以内に避難することになっていて、県は、その対象人数を試算しました。
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バチカンで映画『祈り 幻に長崎を想う刻』を上映

 2023年11月21日、映画「ある町の高い煙突」を制作した松村克也監督が、メガホンを取った映画『祈り 幻に長崎を想う刻』が、バチカンで上映されました。その模様を、“バチカンニュース”が伝えました。
参考:バチカンニュース
バチカンニュース
 映画『祈り 幻に長崎を想う刻』(松村克弥監督、2020年)の上映会が、11月21日、バチカンのフィルモテーカ(フィルム・ライブラリー)で行われた。
 同作品は、1959年、第6回岸田演劇賞、第10回芸術選奨文部大臣賞を受賞した田中千禾夫の戯曲「マリアの首 幻に長崎を想う曲」を映画化したもので、原爆投下から12年が過ぎた1957年、戦争のまだ深い傷跡の中で「戦後」に向けて歩み出そうとする過渡期の長崎を幻想のうちに描いている。
 映画では、原爆投下で瓦礫と化した浦上天主堂に残された聖母マリア像の頭部を、天主堂が完全に取り壊される前に運び出そうとする2人の女性を中心に、様々な登場人物たちのそれぞれの「戦後」を通して、当時の社会の様相を垣間見せながら、その背後を覆う戦争の不条理、原爆の恐ろしさを、取り除くことのできない重い現実、歴史として突きつけている。その中で、被爆マリアの像のまわりに集まる人々の平和への強い思い、命ある限りつながれていく祈りがこの作品の全編を貫いている。
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創価学会名誉会長・池田大作先生がご逝去

故池田大作先生 2023年11月15日、公明党、創価学園、創価大学の創立者である池田大作創価学会名誉会長SGI(創価学会インターナショナル)会長がご逝去されました。95歳の尊いご生涯でした。葬儀は11月17日、家族葬として執り行われました。
 池田先生は、1928年1月2日、東京・大田区に生まれました。47年8月14日に戸田城聖創価学会第2代会長と出会い、創価学会に入信。戸田先生の後を受け、60年5月3日、第3代会長に就任しまし。75年からSGI会長を務め、79年に創価学会名誉会長に就任しました。
 公明党の前身である公明政治連盟(公政連)の結成を提唱し、1962年9月13日に行われた第1回公政連全国大会で講演。「大衆とともに語り、大衆とともに戦い、大衆の中に死んでいく」との不変の立党精神を示されました。
 池田先生は、1968年の東京の創価中学校・高等学校開校より、関西創価中学校・高等学校、札幌創価幼稚園、東京創価小学校、関西創価小学校を設立しました。1971年には東京都八王子市に創価大学を創設しました。私も、創価高校、創価大学の5期生として、草創期の創価教育の学び舎で、池田先生の様々な励ましをいただきました。
 各界の指導者・識者らと対話を重ねながら、世界に平和・文化・教育のネットワークを広げきました。国際交流を積極的に行い、中国の周恩来元首相や米国のキッシンジャー元国務長官、ソ連のゴルバチョフ元大統領、キューバのカストロ元議長ら著名な海外の要人と会談、友好を深めました。2008年5月には来日した中国の胡錦濤国家主席と会談しました。
 平和運動に尽力し、毎年1月26日の「SGDsの日」に寄せて平和提言を発表しました。特に、SDGsの推進については早くからその重要性を強調し、先進的な役割を果たしました。今年は、ウクライナの平和回復や核兵器の使用と威嚇の防止などで緊急提言を発表しました。
 主な著書に、小説『人間革命』(全12巻)、『新・人間革命』(全30巻)、『二十一世紀への対話』(英国の歴史学者トインビー博士との対談)など多数があります。
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いばらきフィルムコミッション、設立20年目で8530作品、累計波及効果は95億円余りに

ゴジラ−1.0のスタッチューと県庁舎
 映画やドラマの撮影を自治体が支援する茨城県内の令和4年度のフィルムコミッション事業で、ロケ支援作品数、撮影延べ日数、経済波及効果推計額がいずれも過去最高を記録したことがわかりました。人気作品の誘致や長期ロケの増加が要因で、映画「ゴジラ−1.0」やNHKの朝ドラ「らんまん」など大型作品の撮影が多く行われました。
 ちなみに令和4年度の興行収入で10億円以上を達成した作品の中、「シン・ウルトラマン」、「沈黙のパレード」、「あなたの番です劇場版」、「おそ松さん」など4作品が県内で撮影されました。
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東海第二原発の重大事故を想定した広域避難訓練を実施/日立市南部地域

日立市内住民の後期避難計画
 11月5日、東海第二発電所での事故発生を想定した広域避難訓練が、日立市南部地区で行われました。今回の訓練では、坂下・久慈・大みか学区の住民が参加して、実際の避難先となる福島県までバスや自家用車で避難しました。また、避難する際に支援が必要となる人の移送訓練や児童の学校単位での避難、避難先での保護者引き渡し訓練なども実施されました。

 日立市は全域が東海第2から半径30キロ圏内(UPZ圏内)となります。人口は約17万人で、人口は30キロ圏内の14市町村で水戸市に次ぐ規模です。
 日立市では東海第二発電所での事故を想定した「広域避難計画」の策定を進めています。素案によると、東海第二原発の過酷事故の際は、福島県内に避難することになっています。小学校区単位の地区ごとに福島県内17市町村の避難先が割り振られています。住民は設定された4つのルートから、最初に福島県内の避難中継所を目指します。中継所では、福島県の各市町村内の避難所を指定することになります。
 避難は原則マイカーを利用します。国道6号などの幹線道路から常磐自動車道に入るか、県道で常陸太田市方面に向かい、国道349号を北進して東北自動車道を使うかして福島県内に避難します。学区ごとに4つのルート(日立中央ICから常磐道、日立北ICから常磐道、高萩インターから常磐道、国道349経由で東北道)が設定されています。
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牛久沼の越水問題/最大68cmの堤防地盤沈下が原因

大型土嚢で嵩上げされた
 茨城県龍ケ崎市とつくば市では、今年6月2日と3日に降った大雨によって、計3箇所の越水が発生し、八間堰周辺では住宅の浸水被害や広範囲にわたる水田への被害が出ました。この度、県の検証委員会による調査により、堤防の沈下が水害の原因であると結論付けられました。
 今後は、この問題に対する対策として、地盤沈下を踏まえた堤防のかさ上げや調整池の整備が検討されることになります。
 検討委員会では、県が牛久沼上空から行ったレーザー測量の結果を報告。地盤変動により、越水した3カ所を含む計6カ所で堤防が最大68〜29cm沈下していたことが判明しました。堤防の各地点で、想定できる最大水位を下回り、越水につながったと結論付けました。
 検証委員会の委員長・筑波大学武若聡教授は、地盤沈下の監視は困難な作業であるものの、今後の対策にはこの観点から注意を払う必要があるとの見解を示しています。また、県河川課長は、従来の目視による点検では地盤の沈下に気づかなかったと述べ、牛久沼以外の地域でも堤防の沈下をチェックするための対策を考えていきたいと語っています。
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“行きたい、のそばにトイレが行く”トヨタのモバイルトイレをみにいく


 2023年10月26日から11月5日まで、東京ビッグサイトで「JAPAN MOBILITY SHOW 2023(ジャパン・モビリティショー2023)」が開催されています。従来の「東京モーターショー」からバージョンアップされ、自動車業界の枠を超えて、他産業やスタートアップ企業なども含め、日本のモビリティの新しい可能性をみせてくれる一大イベントとなっています。
 9月に開催された「ぼうさいこくたい2023」で、ご縁をつないだトヨタ自動車の社会貢献推進部の方のご紹介で、初めてモビリティーショーを視察しました。

モバイルトイレ
 華やかなトヨタのブースから離れた西館の隅の方に、目的のモバイルトイレは展示されていました。
 外出や旅行先で「トイレがあるのか?」と心配する障がい者は多いと思います。そんな声に応え、トヨタが出展したのが、スロープが付いたトレーラー型のトイレ。移動型バリアフリートイレトレーラー「MOBILE TOILET(モバイルトイレ)」です。
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自己紹介
井手よしひろのプロフィール

井手よしひろです。
茨城県の県政情報、
地元のローカルな話題を
発信しています。
6期24年にわたり
茨城県議会議員を務めました。
一般社団法人地方創生戦略研究所
http://y-ide.com
master@y-ide.com
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