訪問介護は定額払い制に 06年度の改定で厚労省
Excite エキサイト:ニュース・共同通信(2005年05月03日02時00分)
 厚生労働省は5月2日、ホームヘルパーらが要介護高齢者の自宅でケアをする訪問介護の事業者報酬について、サービス内容や組み合わせによって額が決まる定額払い制度の導入に乗り出す方針を固めた。現行の時間や回数に応じて支払われる報酬体系は廃止する。これに伴い、利用者が事業者に支払うサービス料金も原則、定額制となる。
 日常動作など個人差がある要介護高齢者のケアを一律に時間で計って評価することは不適切だと判断、全面的に見直す方向となった。現行は身体介護や家事代行など生活援助の利用時間、回数が多いほど報酬も増える出来高払い制度。これが給付費が急増する原因といわれ、定額制導入で給付費増に歯止めをかける狙いもある。

 訪問介護に定額制を導入という情報には、正直驚かされています。「サービス内容や組み合わせによって額が決まる定額払い制度の導入」と簡単な説明がされているだけなので、定額制のイメージがまだ出来ません。定額制度導入で介護費用の増加に歯止めが掛けられるとなっていますが、被保険者が望むサービスと業者が提供できるサービスに乖離があった場合、結果的にサービスの切り捨てにならないのか大いに心配です。
 この情報は、共同通信系の新聞社の情報がほとんどのようです。GW明けに報道の真偽や詳細を厚労省に問いあわせてみたいと思います。

 5月6日、早速、厚生労働省老健局老人保健課に問い合わせをしました。
 その回答は、「訪問介護に定額制を導入するという決定をした事実はない」とのことでした。
 介護保険の介護報酬に関する事柄は、基本的に社会保障審議会介護給付費分科会で話し合われ、その方向性が確認されます。最近では、3月18日に第22回分科会が開催されたようですが、その詳細はHPなどでは公開されていません。しかし、この審議会でも「訪問介護に定額制導入」について、厚生労働省が諮問した事実はない、との説明でした。
 こうした経過説明を勘案すると、共同通信の「訪問介護に定額制導入」との記事は、いささかフライング気味の記事であるように思われます。
 ちなみに、茨城県の介護保険推進室などは、まったく事実関係を確認できないと、当方の照会に困惑していました。
 厚労省内部の情報に精通されている方、どうか情報の提供をお願い致します。
<参考>厚生労働省社会保障審議会介護給付費分科会の議事録・参考資料など