
こうした大きな岐路に立つ従業員が加入していた労働組合が「伊勢甚労働組合」です。伊勢甚労組は、昭和47年に商業労連傘下の組合として誕生しました。以来33年間、労働組合運動の組織化が、遅れた茨城県内の小売業にあって、常にリーダー的な存在であり続けました。
5月24日、伊勢甚労組は臨時中央大会を日立市内のサンガーデン日立で開催し、組合の解散を決定しました。大会終了後、同ホテルで、解散記念式典(友情の集い)を催しました。

来賓として出席した井手よしひろ県議は、「伊勢甚に育てられて、現在の自分があると実感しています。伊勢甚の暖簾は降ろされましたが、心の中の伊勢甚魂はいつまでも輝いています。今日は一つのけじめの日ですが、新たな挑戦の出発、キックオフの日でもあると思います。皆様のご健闘を心からお祈りいたします」と、万感の思いを込めて挨拶しました。
解散式典は涙と拍手の中、労組の団結の象徴であった「組合旗」を降納し終了しました。
(写真上:解散式典で挨拶する武田宏司伊勢甚労組委員長、写真下:33年間の歴史を閉じる組合旗の降納)