県は専門家を交えての勉強会設置を検討
6月2日、「脳脊髄液減少症」の患者ら医師、支援者などが、県保健福祉部鈴木欣一部長に、患者への支援を求める要望書を提出しました。この要望書は、「NPO法人・鞭打ち症患者支援協会」(中井宏代表)の協力を受け、脳脊髄液減少症患者茨城県支援の会の鈴木敏文(総和町在住)らが呼びかけ、2844名の署名と共に届けられました。
脳脊髄液減少症は、交通事故やスポーツにより事故による大きな衝撃を受けたことで、脳を包む脳脊髄液が体内で漏れ、脳の位置が下がってさまざまな症状を引き起こす病気で、むち打ち症の症状の一因とも言われています。むち打ち症(頸椎ねんざ)と診断され、治療が終わっても頭痛やめまい、視力低下、疲労・倦怠感などの症状が複合的に現れるために、原因が特定できない事例も多くあります。そのため、「怠け者」「精神的なもの」「仮病」などと判断されることも多いとされています。
「脳脊髄液減少症」は、患者本人の血液を患部に注入して漏れを止める「ブラッドパッチ療法」という治療法で、症状が改善するケースがあると報告されていますが、まだ研究途上の段階で、医師によっては治療を断るケースもあります。健康保険や自動車の自賠責保険の適用対象にならないなどの問題も起きており、同協会では支援を要請する約10万人分の署名を国に提出しています。
6月3日付の毎日新聞や常陽新聞の報道によると、署名の中心者である鈴木さんは、昨年1月に交通事故に遭ったことをきっかけに、原因不明の頭痛や睡眠障害に悩まされるようになりました。インターネットを通じて脳脊髄液減少症の存在を知り、土浦市内の医院で、ブラッドパッチ療法を受けたところ症状が改善し、今年4月に職場復帰を果たすことができたとされています。
井手よしひろ県議は、6月県議会の委員会質疑の中で、「脳脊髄液減少症」の治療法確立について、執行部の対応を質す予定です。
参考:NPO法人・鞭打ち症患者支援協会のHP
参考:低髄液圧症候群の治療推進に関する質問主意書(厚労省の見解)

脳脊髄液減少症は、交通事故やスポーツにより事故による大きな衝撃を受けたことで、脳を包む脳脊髄液が体内で漏れ、脳の位置が下がってさまざまな症状を引き起こす病気で、むち打ち症の症状の一因とも言われています。むち打ち症(頸椎ねんざ)と診断され、治療が終わっても頭痛やめまい、視力低下、疲労・倦怠感などの症状が複合的に現れるために、原因が特定できない事例も多くあります。そのため、「怠け者」「精神的なもの」「仮病」などと判断されることも多いとされています。
「脳脊髄液減少症」は、患者本人の血液を患部に注入して漏れを止める「ブラッドパッチ療法」という治療法で、症状が改善するケースがあると報告されていますが、まだ研究途上の段階で、医師によっては治療を断るケースもあります。健康保険や自動車の自賠責保険の適用対象にならないなどの問題も起きており、同協会では支援を要請する約10万人分の署名を国に提出しています。
6月3日付の毎日新聞や常陽新聞の報道によると、署名の中心者である鈴木さんは、昨年1月に交通事故に遭ったことをきっかけに、原因不明の頭痛や睡眠障害に悩まされるようになりました。インターネットを通じて脳脊髄液減少症の存在を知り、土浦市内の医院で、ブラッドパッチ療法を受けたところ症状が改善し、今年4月に職場復帰を果たすことができたとされています。
井手よしひろ県議は、6月県議会の委員会質疑の中で、「脳脊髄液減少症」の治療法確立について、執行部の対応を質す予定です。


脳脊髄液減少症(髄液が漏れる病気)の治療推進を求める要望書
脳脊髄液減少症とは交通事故、スポーツ障害、落下事故、暴力、その他で頭部や全身への強い衝撃によって、脳脊髄液が慢性的に漏れ続け多様な症状が発現するという病気です。
この病気の症状は、頭痛、首や背中の痛み、腰痛、めまい、吐き気、視力低下、耳鳴り、思考力低下、集中力低下、うつ症状、睡眠障害、極端な全身倦怠感・疲労感(慢性疲労)等の様々な症状が複合的に現れます。
しかしこれまで医療現場においては原因が特定されない場合が多く、「怠け病」あるいは「精神的なもの」と判断され、患者の肉体的、精神的苦痛は計り知れないものでした。多くの人々が半ば諦めた状況で、長年にわたり、日々苦しい思いで過ごしてきました。
ところが最近、この病気の原因が究明されてきており、「むち打ち症」の原因の1つとしても注目されています。検査法・治療法(ブラッドパッチ療法)の有用性も認められつつあり、長年苦しんできた患者にとっては大きな光明となっています。
しかしながら徐々に認識が広がってきているとはいえ、医療の中での認知度はまだまだ低く茨城県下では、この病気の検査・治療をオープンで行っている病院は一箇所しかありません。
こういう情況下、患者は大変な苦痛を伴いながら、時間と費用をかけ他府県の病院まで行って治療を受けているのが現状です。
茨城県においても、この病気と患者の置かれている現状を認識していただき、県内病院において、公に更に多くの病院が検査・治療を1 日も早く開始されることを、更に政府に対し脳脊髄液減少症についての研究の推進とブラッドパッチ法を含めた治療法の早期確立を求める意見書を提出していただきたく強く要望致します。
茨城県知事 橋本 昌 様
脳脊髄液減少症とは交通事故、スポーツ障害、落下事故、暴力、その他で頭部や全身への強い衝撃によって、脳脊髄液が慢性的に漏れ続け多様な症状が発現するという病気です。
この病気の症状は、頭痛、首や背中の痛み、腰痛、めまい、吐き気、視力低下、耳鳴り、思考力低下、集中力低下、うつ症状、睡眠障害、極端な全身倦怠感・疲労感(慢性疲労)等の様々な症状が複合的に現れます。
しかしこれまで医療現場においては原因が特定されない場合が多く、「怠け病」あるいは「精神的なもの」と判断され、患者の肉体的、精神的苦痛は計り知れないものでした。多くの人々が半ば諦めた状況で、長年にわたり、日々苦しい思いで過ごしてきました。
ところが最近、この病気の原因が究明されてきており、「むち打ち症」の原因の1つとしても注目されています。検査法・治療法(ブラッドパッチ療法)の有用性も認められつつあり、長年苦しんできた患者にとっては大きな光明となっています。
しかしながら徐々に認識が広がってきているとはいえ、医療の中での認知度はまだまだ低く茨城県下では、この病気の検査・治療をオープンで行っている病院は一箇所しかありません。
こういう情況下、患者は大変な苦痛を伴いながら、時間と費用をかけ他府県の病院まで行って治療を受けているのが現状です。
茨城県においても、この病気と患者の置かれている現状を認識していただき、県内病院において、公に更に多くの病院が検査・治療を1 日も早く開始されることを、更に政府に対し脳脊髄液減少症についての研究の推進とブラッドパッチ法を含めた治療法の早期確立を求める意見書を提出していただきたく強く要望致します。
脳脊髄液減少症患者茨城県支援の会
茨城県知事 橋本 昌 様
このたびは、私どもの運動に深いご理解をいただき
まことにありがとうございます。
ホームページのリンクまで貼っていただいて
大変うれしく思っております。
これからもよろしくお願いします。