茨城県教育員会とマイクロソフト社は、パソコン研修などを通じて教員の情報通信技術(ICT)を高める事業を展開することになりました。6月16日には、マイクロソフト社のマイケル・ローディング社長が県庁を訪問し、橋本昌知事や川俣勝慶県教育長らを表敬訪問しました。
 研修は、マイクロソフト社が、講師派遣、テキスト提供手配、Innovative Teachers Conferenceへの教員の招待、BBS、e-learningコンテンツ提供およびサポートなどを行います。研修は、各学校や県教育研修センターを会場に、パソコンに不慣れな希望者を中心に、1年で660名、3年間で延べ1800人が受講する予定です。今年度は6〜9月に30回程度開かれます。
 ワープロや表計算ソフトを駆使して成績集計表やクラス名簿を作ったり、インターネットで授業に必要な情報を検索したり、デジタルカメラの映像を活用したりする方法を学ぶ。パワーポイントを活用した効果的な教材の作成なども学ぶことになっています。
 このICTスキルアッププログラムは、平成16年度、兵庫県からスタートし、17年度の参加予定は茨城県、東京都、宮城県の1都2県となっています。今年度より3カ年の継続事業となります。
参考:学校の情報化に関する茨城県とマイクロソフトとの連携事業について(マイクロソフト社のプレスリリース)
茨城県の教師のコンピュータ習熟の実態
学校種コンピュータを
操作できる教員
全国順位コンピュータで
指導できる教員
全国順位
小学校95.8%1378.5%
中学校96.6%1264.4%
高等学校94.1%2456.1%
特殊教育
諸学校
93.5%2165.8%