厚生労働省は6月20日に開かれた社会保障審議会介護給付費分科会で、介護施設の居住費と食費を保険給付から外し、自己負担とした場合の見直し案を提出しました。
参考:第23回社会保障審議会介護給付費分科会資料(平成17年6月20日開催)
 それによると、個室代などの居住費は居住環境の違いにより4タイプに分け、月額1万〜6万円に設定されます。
ユニット型個室少人数ごとに生活し、部屋は完全個室1人月額6万円
ユニット型準個室少人数ごとの生活だが、部屋は完全に仕切られた個室ではない1人月額5万円
従来型個室少人数ごとの生活ではないが、部屋は完全個室1人月額5万円
多床室相部屋1人月額1万円

 食費は、保険給付から調理費用を外して自己負担とします。栄養管理については引き続き給付対象としますが、入所者1人1人の栄養・健康状態に応じた管理が行われるよう、報酬の仕組みを改める方針です。