明治43年に建てられた木造校舎が愛され、2001年に廃校になった後もテレビのロケや地域交流の拠点として愛されてきた大子町の旧町立矢田小学校の校舎が6月25日、全焼しました。

 この日に最終回が放映されたTBS系の「ホームドラマ!」のロケが、21日に行われたばかりでした。
 大子署によると、6月25日午前0時すぎ、本校舎西端の旧配膳室付近から出火し、木造平屋建ての校舎2棟と講堂計1100平方メートルが焼失しました。旧配膳室は、火の気がなく、放火の疑いがあるとみて調べています。
 矢田小学校は1873(明治6)年に開校。最も古い本校舎は1910(同43)年に建てられました。昭和に入って校舎や講堂を新築したが、児童数が減り、2001年4月に、だいご小学校に統合されました。
 しかし、廃校後も保存を望む声が強く、2002年4月に卒業生や保護者らが校庭の大きなエノキにちなんで「えのきの学校運営委員会」を設立。町に管理を委託され、会員50〜60人が修繕や清掃をしてきました。昔の雰囲気を取り戻すために青いトタン屋根も昔の茶色に塗り替えたりしました。
 こうした努力が実り校舎はクイズ番組や、TBS「砂の器」、NHK「夢みる葡萄(ぶどう)−本を読む女」などのロケにも使われました。
 升村 丞(Joe Masumura)さんが主宰する「全国ロケ地ガイド」に以下のような記事がありますのでご紹介させていただきます。
えのきの学校(旧矢田小学校)が全焼
joe(6/26 02:25)

「砂の器」などのロケに使われた、茨城県大子町矢田にあるえのきの学校(旧矢田小学校)が全焼してしまったようです。
本日の「ホームドラマ」でも使われていました。

えのきの学校(旧矢田小学校)を偲んで、私の撮影した写真を掲載します。
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なお、Yahooニュースの報道で当サイトが紹介されたため、1日に約5万件のアクセスがありました。
トップページのアクセス数が100万件を越えたのは今年の3月ですから、わずか3ヶ月間で40万件のアクセスがあったことになります。
<リンク>大子町の廃校に関する情報
<リンク>木造校舎・えのきの学校