井手よしひろ県議ら日立市選出の県議5名は、和田浩一十王町長と共に、橋本昌県知事を訪ね、十王町の当面の課題について申し入れを行いました。
 主な要望の内容は、1.鵜捕り場の再建にむけて、県も財政的支援を行うこと。2.十王町の重要な整備課題である「十王北通り線」について、合併特例債による整備を行い、地元負担部分に県の補助を行うこと。の2点です。
 鵜捕り場の再建については、総額4500万円の改修費用が必要と見積もられています。そのうち、2/3にあたる3000万円を、岐阜市や犬山市など全国の鵜飼いを行っている自治体が、協議会を設立して負担することになりました。残り1500万円の1/2を茨城県が負担するよう、今回の要望活動となりました。
 井手県議らの要望に橋本知事は、「出来るだけ経費を削減して予算を見直してほしい。崩落の危険性がある場所なので、工事は安全を最優先して行ってほしい」と、指摘しました。具体的な支援額については明言は避けましたが、全体の枠組みの中で県も再建のための金銭的な負担を行うことを確認しました。
 また、十王北通り線については、合併特例債を活用するあらたなの方式を採用する方向で、具体的な事務レベルでの詰めを行うことになりました。3月議会に提案される、日立・十王の新市計画に盛り込むために、計画を具体化することになりました。
 井手県議らは、知事への要望の後、末宗総務部長に対しても鵜捕り場再建費用の予算化を求めました。
 (写真上は、橋本知事に鵜捕り場再建への財政支援を求める井手県議ら。写真下は、末宗総務部長への要望活動)