十王町の伊師浜海岸にあるウミウ捕獲場の再築工事が6月29日から始まりました。十王町では、全国の鵜(う)飼い観光地に野生のウミウを供給していますが、昨年6月に浸食により崩壊したため、全国11の鵜飼い開催地と十王町が「ウミウ捕獲場再築及び捕獲技術保存協議会」(会長・和田浩一十王町長)を結成して再築公示を行うことになりました。秋の捕獲シーズンの10月下旬に完成の予定です。
工事は、海岸の遊歩道から断がいの旧捕獲場跡まで、幅2.4メートル、高さ2.45メートル、長さ90メートルのトンネルを掘ります。がけを削って幅3メートル、長さ12.3メートルのステージを作り、鳥屋(とや)を、カヤとこもで建てることになりました。鳥屋の下にはがけに打ち込んだ鉄骨を井げた状にして敷き、岩盤が崩れても、小屋は落ちない仕組みにします。
総工費は約4150万円で協会が6割、国土交通省のまちづくり交付金で4割を賄います。

総工費は約4150万円で協会が6割、国土交通省のまちづくり交付金で4割を賄います。