ラーメン屋で昼飯を食べながらTVを見ていると、TBSのバラエティー番組『アッコにおまかせ!』が映っていました。そのオープニングでは、この1週間のスポーツ新聞紙の一面と注目記事を紹介するコーナーがあり、イラク人質事件の話題も取り上げられていました。いわく「イスラム聖職者協議会への謝礼に1億円〜2億円」というフリップが大写しされました。
 今回の人質救出費用に対しては、様々な意見が出され、報道されています。
livedoor News
救出費用は数億円?「弁償させるべき」の意見も
 イラクで人質となった3人の無事救出という「グッド・ニュース」にもかかわらず、国内では3人に対して批判が噴出している。(中略)
 3人は今後、バグダッドからアラブ首長国連邦のドバイに向けてチャーター機で脱出する予定だが、これにも数千万円の費用がかかるという。そのほか、現地での人件費なども合わせると、今回の事件解決に要した費用は数億円にのぼる可能性もあるという。
情報提供:夕刊フジ
 実際に掛かった費用を精査して、国民に公表することは、その費用が国民の税金で賄われていることを考えると当然のことです。
Yahoo!ニュース[4月18日1時2分更新]
邦人解放、うれしい誤算=謝礼払っていない−外務省
 一方、2つの誘拐事件で拘束された日本人5人の解放に尽力したイラク・イスラム聖職者協会に高額の謝礼が渡ったという憶測については「払っていない。そういうもので動く人たちではないらしい」と否定した。(時事通信)
 謝礼金問題については、外務省は否定をしているようですが、前述のバラエティ番組のインパクトの方が、インターネットでの報道より何十倍も大きいのも確かです。
 万が一、諸礼金が支払われているとすると、身代金とどこが違うのでしょうか?この問題について、政府は明確に事実を公表し、マスコミは責任ある報道をお願いしたいものです。