介護の専門家が4月19日、坂口力厚生労働大臣に、「痴呆」という呼称の見直しを求める要望書を提出しました。
要望書では「痴は『おろかなこと』、呆は『ぼんやりしていること』の意味で、いずれも蔑視(べっし)的な意味合いが含まれる」と指摘しています。
これに対し坂口厚労相は「病名を使っているうちにイメージが定着するものもあるが、痴呆は字そのもの。良い案があったらぜひ提案を」と答えました。
厚生労働省は要望を受け、痴呆高齢者の家族や有識者による検討会を設けることを決定。この秋をめどに新しい呼称を打ち出したいとしています。
呼称などの見直しでは「呆(ぼ)け老人をかかえる家族の会」が「呆け老人」に代わる呼び方を議論したことがあるが、名案がないまま現在に至っています。
要望書では「痴は『おろかなこと』、呆は『ぼんやりしていること』の意味で、いずれも蔑視(べっし)的な意味合いが含まれる」と指摘しています。
これに対し坂口厚労相は「病名を使っているうちにイメージが定着するものもあるが、痴呆は字そのもの。良い案があったらぜひ提案を」と答えました。
厚生労働省は要望を受け、痴呆高齢者の家族や有識者による検討会を設けることを決定。この秋をめどに新しい呼称を打ち出したいとしています。
呼称などの見直しでは「呆(ぼ)け老人をかかえる家族の会」が「呆け老人」に代わる呼び方を議論したことがあるが、名案がないまま現在に至っています。