神栖町の飲用井戸から有機ヒ素が検出された問題で、環境省は4月23日、総合調査検討会を開きました。席上、ボーリング調査で、健康被害のあったA地点井戸から約90メートル離れた地中から環境基準の約1万7千倍にも及ぶヒ素を検出されたことを公表しました。環境省はこの地点が汚染源とほぼ特定しました。5月中にも、汚染物質を発見するための予備調査を始めることにしています。
<参考記事>環境省の神栖ヒ素調査報告書
<参考記事>環境省の神栖ヒ素調査報告書
検討会の報告によると、A井戸から約90メートル離れた場所の深さ3.5メートルの土壌から、これまでの最高となる約1714ppm(水質換算で環境基準の約1万7千倍)のヒ素を検出しました。ほかにも、最高で466ppmのヒ素を検出したため、環境省の検討会ではこの地点が汚染源だとほぼ特定しました。
環境省は、2003年12月のボーリング調査で、環境基準の450倍のヒ素が検出されたA井戸の南東約90メートルの地中で、これまでで最高の同約3300倍のヒ素を検出。2月以降はこの地点を中心に、新たに計96本のボーリング調査を行っていました。
汚染源とほぼ特定された地点周辺は、砂利採取のために深さ10メートルほど埋め戻され、深さ40メートルほどまで地下水があります。環境省は、5月にも汚染源を中心に周囲約300平方メートルを掘削する予定です。
環境省は、2003年12月のボーリング調査で、環境基準の450倍のヒ素が検出されたA井戸の南東約90メートルの地中で、これまでで最高の同約3300倍のヒ素を検出。2月以降はこの地点を中心に、新たに計96本のボーリング調査を行っていました。
汚染源とほぼ特定された地点周辺は、砂利採取のために深さ10メートルほど埋め戻され、深さ40メートルほどまで地下水があります。環境省は、5月にも汚染源を中心に周囲約300平方メートルを掘削する予定です。