1月10日は「110番の日」。昨年一年の県警通信司令室への110番通報件数が、公表されました。
 それによると、総件数は24万7000件に上り、約2分に1件受理していることになります。そのうち、悪戯や間違いによる通報を除いた有効受理件数は、17万2410件で、前年を3%上回っています。
 最近の特徴は、携帯電話からの110番通報が激増していることです。昨年の受理件数は約10万件で、総件数の56%を占めています。
 携帯電話からの通報の場合、その場所の特定に時間が掛かる難点があります。正確な住所が分からず、警察官やパトカーが現状に到着することが遅れることもあります。 そこで、茨城県警では、昨年7月から「電柱管理番号」から場所を特定できるデータベースを稼働させました。東京電力の電柱には漢字と3桁の数字による管理番号が、地上3〜4mのところに取り付けられています。その番号を通報すれば、場所が特定できる仕組みです。
 110番通報の内容は、交通事故通報が33%と最も多く、刑法犯は10%となっています。事件性や緊急性が乏しい照会や要望・相談なども全体の28%もあります。県警では、困り事、相談事などの急を要さない電話は#9110に掛けるよう呼びかけています。
(写真は県警本部の通信司令室を視察する井手よしひろ県議:1999年5月)
参考:県警本部の110番通報の案内ページ