1月15日といえば、一昔前は成人の日。また、お年玉付き年賀状の抽選日でもありました。
 議員という仕事柄、毎年たくさんの年賀状をいただきます。しかし、私の苗字の「井手」は度々「井出」と書き間違えられます。今回いただいた年賀状の総数は881通。「井出」と書き間違った数が97通。間違いの率は11%強となります。昔は、名前を書き間違えられると、ムッと来ていたのですが、最近はそんなに気にならなくなりました。
 さて、同じ「いで」という音の苗字ですが、どのような違いがあるのか、この機会に調べてみました。インターネットには、様々な苗字に関するデータを解析したサイトがあります。
 日本の苗字七千傑によると、「井手」は苗字の順位で517位、全国で約38500件あります。山城国綴喜郡井手発祥の橘氏が著名。ほか藤原氏、秦氏など。肥前地方に多い。 「井出」はやや少なく、順位が549位、全国で約36100件。井出臣、井出首(秦氏)、藤原南家工藤氏流、越智氏など。信濃、駿河地方に多い。と記載されています。
 苗字館では、都道府県ごとの分布を知ることが出来ます。都道府県別の「井手」の割合と「井出」の割合を計算し、井手/井出の率を割り出します。それを対数目盛でグラフ化したものが、右の図になります。「井手」が最も多い県は、「佐賀県」で「井出」にくらべて2560倍の出現率になります。長崎、福岡、鹿児島、鳥取、熊本、宮崎などが7倍以上の都道府県です。ちなみに、私の親の実家は、熊本県の天草、「井手」という苗字がポピュラーな地域です。
 一方に、「井出」が多いのが長野、山梨、静岡、群馬県などです。いずれも「井手」の10倍以上となっています。茨城県は、「井手」が56.8%でやや優勢というところでしょうか。
 年賀状の話しから、我が家のルーツ探しの話しになってしまいました。それにしても、インターネットの力を再確認しました。貴重なデータを提供、公開していただいている皆さまに感謝いたします。
苗字に関する
情報源
苗字館http://www.fsinet.or.jp/~myojikan/
日本の苗字七千傑http://www.myj7000.jp-biz.net/
つっくんの部屋http://www.alles.or.jp/~tsuyama/name.htm