050721白川浄水場
 7月21日、井手よしひろ県議ら県議会保健福祉委員会のメンバーは、所管する県企業局幹部とともに、札幌市の水源である「白川(しらいかわ)浄水場」を視察しました。
050721今川浄水場 白川浄水場は、豊平川の上流に建設された豊平峡ダムを水源とし、昭和46年に稼働しました。給水需要の増大に合わせて給水能力を増強。さらに定山渓ダムを水源とする浄水場を増設し、現在では給水能力65万立方メートル/日となり、札幌市最大の浄水場となりました。札幌市の給水量の約80%をまかなっています。 また、わが国で初めてコンピューターを駆使したDDC(ダイレクト・デジタル・コントロール)方式を採用した浄水場でもあります。
 浄水場の所長および幹部職員から浄水施設の構造や特徴を聴取し、源水の水質が水道コストや味などを大きく左右することを、改めて実感しました。特に、トリハロメタンなどのフミン質の処理問題は重要で、茨城県の霞ヶ浦水系などに比べて、札幌の源水がいかに上質か、うらやましい限りでした。
 また、濾過池で使用する砂が、茨城県の高萩で生産されているものであることの説明を受けました。全国的にも、濾過池用の砂としては最高品質であり、8割のシュアを持っているということです。
参考:日本原料株式会社高萩営業所・工場のHP