障害福祉予算:このままでは約170億円の不足?
 身体・知的・精神の三障害を一元的に支援する「障害者自立支援法」が、郵政解散の影響で廃案になりました。障害者自立支援法は、衆議院で一部修正され参議院厚生労働委員会で審議中でしたが、衆議委員が解散され、事前に継続審議などの議決がされていなかったため、自動的に廃案扱いとなりました。
 障害者自立支援法は、2003年度から導入された支援費制度が毎年、予算不足に陥っている状況を受けて、国と都道府県の財政負担を明文化し、障害者関連予算を裁量的経費から義務的経費に改める内容でした。
 ところが、自立支援法が廃案になり、義務的経費の目処が立たなくなったため、来年の3月までの予算を、今年の12月までの予算で賄わなくてはならなくなりました。その不足額は、約170億円に達すると試算されています。
◎支援費制度での障害者居宅サービス予算の状況
年度当初予算不足額対応策
H15年度516億円▲128億円市町村の追加負担となった
H16年度602億円▲250億円補正予算と他会計からの流用
市町村の追加負担となった
H17年度930億円▲170億円