8月24日、茨城県つくば市と東京・秋葉原を結ぶ「つくばエクスプレス」(TX)が営業運転を開始しました。東京、千葉、埼玉、茨城4都県などが出資した第三セクター「首都圏新都市鉄道」が運営に当たります。総延長は58.3キロ、20の駅を最短45分で結びます。24日早朝は、始発の秋葉原とつくば駅などで出発式があり、通勤客をはじめ初日にTXに記念乗車したいとの家族連れや鉄道ファンで終日賑わいました。
TXは1985年に運輸政策審議会が答申し、常磐線の混雑緩和をめざして常磐新線として1994年に着工。20年の歳月と総事業費約8400億円を投じて完成を見ました。
つくばが東京都心と直結することで、茨城県の新たな発展の機会が大きく広がります。反面、つくばは秋葉原や千葉、埼玉の各都市との激しい地域間競争に曝されることになります。県や地域を挙げての魅力的な街づくりが何よりも必要です。
(写真は、24日早朝つくば駅で行われた始発電車の出発式の模様:小野やすひろ市議会議員提供)
北千住駅でオーバーラン30メートル
TXの電車は、最新の自動列車運転装置(ATO)と自動列車制御装置(ATC)を使って、ワンマン運転が行われています。24日午前6時20分ごろ、TX北千住駅で、守谷発秋葉原行き普通電車が、ホームに止まりきれず約30メートルオーバーランしました。正しい停止位置までバックし、ドアを開け乗客の乗り降りを行いました。
首都圏新都市鉄道によると、急ブレーキはかけておらず、けが人はありませんでしたが、安全確認などのため出発が3分30秒遅れました。
TX北千住駅は地上駅のため、折から降ってきた雨水とレール上の潤滑油とがまじって滑りやすくなり、駅手前でATCでブレーキを掛けた際にスリップをしてしまい、停車位置をオーバーランしてしまったようです。TXでは、当面、オーバーランした車両については、ATCだけに頼らず、手動でブレーキを掛けるとしています。
最先端の技術がわずかの雨の前に、その弱さをさらけ出す結果となってしまいました。
(写真は、混雑するつくば駅のホームの模様:井手よしひろ県議16:30頃撮影)
TXは1985年に運輸政策審議会が答申し、常磐線の混雑緩和をめざして常磐新線として1994年に着工。20年の歳月と総事業費約8400億円を投じて完成を見ました。
つくばが東京都心と直結することで、茨城県の新たな発展の機会が大きく広がります。反面、つくばは秋葉原や千葉、埼玉の各都市との激しい地域間競争に曝されることになります。県や地域を挙げての魅力的な街づくりが何よりも必要です。
(写真は、24日早朝つくば駅で行われた始発電車の出発式の模様:小野やすひろ市議会議員提供)
北千住駅でオーバーラン30メートル
TXの電車は、最新の自動列車運転装置(ATO)と自動列車制御装置(ATC)を使って、ワンマン運転が行われています。24日午前6時20分ごろ、TX北千住駅で、守谷発秋葉原行き普通電車が、ホームに止まりきれず約30メートルオーバーランしました。正しい停止位置までバックし、ドアを開け乗客の乗り降りを行いました。
首都圏新都市鉄道によると、急ブレーキはかけておらず、けが人はありませんでしたが、安全確認などのため出発が3分30秒遅れました。
TX北千住駅は地上駅のため、折から降ってきた雨水とレール上の潤滑油とがまじって滑りやすくなり、駅手前でATCでブレーキを掛けた際にスリップをしてしまい、停車位置をオーバーランしてしまったようです。TXでは、当面、オーバーランした車両については、ATCだけに頼らず、手動でブレーキを掛けるとしています。
最先端の技術がわずかの雨の前に、その弱さをさらけ出す結果となってしまいました。
(写真は、混雑するつくば駅のホームの模様:井手よしひろ県議16:30頃撮影)