友部病院の看護職の5割が婦長級給与体系
 9月20日に行われた県議会保健福祉員会の参考人聴取で、慶応義塾大学大学院の高木安雄教授から指摘された県立病院の人件費についての調査結果が届けられました。県立病院の経営効率化を図る上で、最大の課題となるのが人件費の問題ですが、高木教授は、看護師の給与について言及し、福岡の県立病院が、看護婦長等(報酬:5等給、6等級)の該当者割合が59.1%と国の1.0%と比べて極めて高い状況であったことを報告しました。
 井手よしひろ県議ら保健福祉委員会は、県執行部に対して県立三病院に係わる、看護職の給与表5・6級該当者(婦長級)の割合について資料請求を行い、その結果が9月29日報告されました。


茨城県立3病院の看護職の給与体系と平均年齢の比較

 茨城県福岡県
中央病院友部病院こども病院
5・6級該当者比26.8%50.0%4.8%59.1%1.0%
該当者数96人94人7人  
看護職員数358人188人147人  
平均年齢37歳45歳31歳42歳38歳
備考平成17年4月1日現在高木教授資料