10月12日の県議会本会議に、鳥インフルエンザ対策費として23億2600万円の補正予算が追加提案されました。
 茨城県内の水海道市、坂東市で発生した高病原性鳥インフルエンザに対する緊急対策としては、2007年8月に専決処分として予算が執行されました。その後、茨城町、美野里町、水戸市、石岡市(旧八郷町)、行方市、小川町でも鳥インフルエンザに感染した鶏が発見され、148万羽近い殺処分が実行されました。今回、鶏や卵の移動禁止措置によって損害を受けた農家に対する助成や防疫対策に掛かった費用として23億円あまりの予算が上程されました。
 その内容は、鶏や鶏卵の販売差額に対する助成が3億7100万円。養鶏農家の家畜疾病経営維持資金の借り入れ金利に対して助成を行い、無利子融資の融資枠26億1600万円。鶏の殺処分、清掃・消毒の費用、農家の健康診断、周辺住民の健康相談の経費など19億5500万円などとなっています。