地元への波及効果に期待、2007年稼働予定
 10月14日、大手建設機械メーカーのコマツ(株式会社小松製作所)は、常陸那珂港に隣接する県有地に、鉱山機械製造の新工場を建設する、と発表しました。立地面積は約19ヘクタール。常陸那珂港周辺の進出工場としては最大規模となります。
 新工場建設は、中国などの需要拡大への対応が目的で、投資総額は、同時期に石川県の金沢港隣接地に建設する工場と合わせて約300億円を予定しています。
 大型工場の進出で関連企業の周辺誘致や地元企業への波及効果や雇用の確保、常陸那珂港の利用促進など、大きな期待が寄せられています。
 新工場が立地するのは、建設中の中央ふ頭最寄りの港湾用地で、新工場は大型ダンプなどの鉱山機械の製造拠点になります。操業は2007年1月を予定しています。
 現在、真岡工場で鉱山機械を製造しており、製品の積み出しには横浜港と常陸那珂港を利用しています。2007年には。北関東自動車道が宇都宮まで開通することが見込まれ、真岡工場と新工場が一体的に結ばれることになります。また、それにともない、製品の積み出しも常陸那珂港に集約化されます。これにより真岡工場分の陸送コストを年間10億円程度削減できるとし、常陸那珂港の船便の有効利用も期待できます。
 コマツの進出にあたっては、県も積極的に誘致を働きかけてきました。橋本昌知事も今年4月、坂根社長に直接、新工場の進出を要請していました。
 本契約の時期や分譲価格など細かい契約内容は今後交渉されます。従業員は数百人規模とみられ、コマツは地元を優先的に採用する意向です。
参考:<小松製作所のホームページ
<世界的な需要増に対応!>コマツ、石川県、茨城県の港湾隣接地に大型機械工場を新設
コマツのプレスリリースより(2005年10月14日)
 コマツ(社長:坂根正弘)は、大型機械の需要拡大に対応した生産能力向上のため、石川県・金沢港隣接地(面積:13万平方メートル)と、茨城県・常陸那珂港隣接地(面積:19万平方メートル)に新工場を建設します。総投資金額は約300億円を予定しており、いずれも2007年1月の稼動開始を目指しています。
 建設・鉱山機械の市場においては、エネルギー・資源開発が特に活況を呈していることから、大型ダンプトラックをはじめとする鉱山向けの大型機械の需要が今後も高い水準で推移すると予想されます。
 また、大型プレスについても、自動車メーカーの旺盛な設備投資を背景に、好調な受注が続くと見込まれます。
 今回の工場建設は、こうした需要拡大に対応した生産能力向上に加え、港湾に隣接することにより、陸上輸送のコストと排出CO2を大幅に削減できると考えています。そのためにも、両県により早急に港湾整備が実施されるよう期待しています。