
2級河川大沼川は、河川断面が小さく流れも急なため、一時的な降水でも流域各所で浸水被害が発生します。
地元住民や井手よしひろ県議らの働きかけにより、現在までに最上流部に調整池が完成し、下流部の海端団地地区では分水路トンネルの工事発注されました。(分水路はH20年春の完成予定)
しかし、一番浸水被害が多発している河原内地区(国道6号〜JR常磐線)と大沼団地地区(JR常磐線〜通勤道路)は、対策がほとんど手つかずの状態です。大沼団地内では、常磐線から大沼団地内への入り口で河道が急に折れ曲がっている、大沼川本線と支線が直角に合流する、さらに団地内で90度方向変換するなど、多くの深刻な問題を抱えています。
その上流部である河原内地区は、JR常磐線の下部を抜ける河川断面が著しく小さいために、いったん雨が降ると深刻な影響を与えています。
上流部は河道が深く谷状になっており、河岸が崩落する危険性があり(昨年一部が崩落しました)、改修工事が始まっています。
上流の工事のためにほとんど水が流れていないこともあり、井手県議は、上流から約3キロの間を徒歩で検証し、常磐線下の稼働の状況など詳細に調査しました。今後の改修促進運動の参考にしていきたいと思っています。