2月6日、桜川市議会の解散を請求するための代表者証明書の交付申請書が、旧真壁町の市民から市選管事務局に提出されました。市選管では、明日中にも選挙管理委員会を開催し、代表者証明書を交付することになります。
 提出された申請書によると「2005年10月の三町村合併以来、議員数45人の大所帯が続く中、行政改革や予算削減が果たされず、特例債事業や県西総合病院の改革などほとんど着手できない状況にある。正常な議会機能が果たされるべき」として、早期の議会解散と定数削減しての再選挙を求めています。
 申請者は、代表者証明書の交付が得られれば地方自治法76条に基づく住民署名運動を行い、議会解散の本請求を提出することにしています。全有権者の3分の1を30日の期間内に集めれば、議会解散の是非を問う住民投票が行われます。(05年12月2日現在の有権者数は40,133人。本請求に必要な署名数は13,378人となります)
 その結果、解散を求める意見が過半数を占めれば、議会は即日解散され、その日から60日以内に市議選が行われることになります。
 桜川市議会の現有議席は45人。2年間の合併特例による任期延長を認めており、2007年9月30日に任期満了を迎えます。その後の定数は26人に削減されることになっています。
 桜川市は、旧岩瀬町と旧真壁町、旧大和村が合併して、05年10月に誕生しました。新市の初代市長を巡って、05年10月30日に行われた市長選では元岩瀬町長の中田裕氏と元真壁町長の平間小四郎氏、元市議の仙波信綱氏が争い、中田氏が当選しました。今回、解散の署名運動を行うグループは平間氏を支援したグループといわれ、市長選のしこりが議会解散の運動につながったとの見方もあります。