2月14日午後、井手よしひろ県議は佐久市を訪れ、地元公明党の市議会議員の皆さんとともに、三浦大助市長をはじめ担当者から、佐久市の高齢者の健康対策などについて説明を受けました。
高齢健康優良者表彰制度について説明する三浦大助佐久市長 佐久市は平均寿命が永い長野県の中でも、男性79.8歳、女性85.3歳と長寿が目立ちます。寝たきりの高齢者の割合は2.98%(03年度)で全国平均5.33%(01年度)の約半分。85歳以上の高齢者就業率も5.56%と全国平均の4.27%を大きく上回り、元気なお年寄りが多いまちです。この佐久市の三浦市長は、旧厚生省の公衆衛生局長を務めた経歴を持つドクターで、健康で長寿のまちづくりに情熱を燃やしています。
 三浦市長は、高齢健康優良者表彰制度について語ってくださいました。1年間医療機関に全くかからなかった70歳以上のお年寄りを対象にして、年に一度表彰する制度です。2005年度の表彰は562人。89年に制度ができてから延べ8000人が表彰されています。お年寄りに「具合が悪くなったら、がまんしないで病院に行ってください」と呼びかけていますが、お年寄りは「来年も表彰されたいと思い、風邪をひかないように注意する」という好循環が生まれています。何年も連続して表彰され、部屋にぐるりと表彰状を掲げているお年寄りもいると、市長は紹介してくださいました。
 三浦市長は「佐久市の健康長寿の秘訣は、自然に恵まれ何でも食べ、体を動かすこと。だから、そうした生活が維持できるように、保健、医療、福祉が連携した『生活支援』の充実を目指している。子育てから介護まで生活丸ごとの支援をすること。そうすれば、人口も増えるし、出産も増える。現に佐久市の合計特殊出生率は1.67(2003年)で、前年より増えています」と自信を持って説明されました。
参考写真 佐久市では、郵便局や新聞社と提携した見守りサービスや健康体操など特色ある福祉サービスが展開されています。三浦市長の説明の後、高齢福祉と保健医療の担当者から92項目に及ぶ高齢者支援事業について、そのポイントのレクチャーを受けました。
 市役所での説明聴取を終えて、市が建設し運営を厚生連に委託している(指定管理者制度)特別養護老人ホーム「シルバーランドみつい」を、現地調査させていただきました。
(写真上:高齢健康優良者表彰制度について説明する三浦大助佐久市長、写真下:特別養護老人ホーム「シルバーランドみつい」玄関前で記念撮影する井手よしひろ県議と地元公明党佐久市議の皆さん)
参考:佐久市の公式ホームページ