昨年5月に閉店したボンベルタ伊勢甚日立店(日立市神峰町)の敷地と店舗が、2月14日、神峰開発株式会社から東京の資産運用会社「ニューシティコーポレーション」(NCC)に約19億円で売却されました。今後、NCCは店舗の運営を店舗企画・運営会社「ストリーム」に運営を委託し、食料品、アパレル、飲食店、アミューズメント施設などからなる複合小売店として再スタートを切る見込みです。
日立市は、昨年4月より神峰開発の固定資産税滞納によって差し押さえていた建物と土地に対して、滞納分の一部が支払われてことによって差し押さえを解除しました。残された滞納分については、同社の保有する他の土地に抵当権を付け替えた模様です。また、同じく建物と土地に抵当権を設定していたイオンや金融機関も債務が履行されたため、抵当権を解除しました。
関係者の話によると、当初6月にも再開との情報がありましたが、外装や空調、電気などの設備の手直し、入居するテナントの募集など、開店は夏以降に連れ込むとのことです。
伊勢甚の後継店舗問題は、土地所有者が移転したことで一つの山を越えたともいえます。しかし、入居するテナントが集まるのか、果たして市民が要望するようなナショナルブランドの品揃えが可能なのか、具体的な店づくりのコンセプト公表が楽しみです。
参考:ニューシティーコーポレーションのホームページ
参考:ストリームのホームページ
日立市は、昨年4月より神峰開発の固定資産税滞納によって差し押さえていた建物と土地に対して、滞納分の一部が支払われてことによって差し押さえを解除しました。残された滞納分については、同社の保有する他の土地に抵当権を付け替えた模様です。また、同じく建物と土地に抵当権を設定していたイオンや金融機関も債務が履行されたため、抵当権を解除しました。
関係者の話によると、当初6月にも再開との情報がありましたが、外装や空調、電気などの設備の手直し、入居するテナントの募集など、開店は夏以降に連れ込むとのことです。
伊勢甚の後継店舗問題は、土地所有者が移転したことで一つの山を越えたともいえます。しかし、入居するテナントが集まるのか、果たして市民が要望するようなナショナルブランドの品揃えが可能なのか、具体的な店づくりのコンセプト公表が楽しみです。
専門店ビルで再出発へ 旧ボンベルタ伊勢甚日立店
読売新聞(YOMIURI ONLINE 2006/2/15)
昨年5月のボンベルタ伊勢甚日立店閉店以降、入居者が見つからずにきた日立市神峰町のビルの所有者が代わり、今秋、約80の専門店が入るビルに生まれ変わる運びとなった。
ビルは地下1階、地上6階建てで、延べ床面積は約4万1000平方メートル。14日、所有者の神峰総合開発(長山昌弘社長)からファンド資産運用会社「ニューシティコーポレーション」(東京都港区、原史郎社長)に約19億円で売却された。ニ社は運営委託方式でビルに食料品、アパレル、飲食店などのテナントを入れ、1000台分の駐車場をつくる計画だという。
市は昨年4月、総合開発と長山社長の約10億円の市税滞納を理由にビルと敷地などを差し押さえたが、滞納額の一部が払い込まれたのを受け、市は同日、ビルと敷地に限り差し押さえを解除した。
また後継店探しも難航し、百貨店での再開を求める市民約1万4600人の署名簿が昨年末、市長に提出された。日立商工会議所の山本忠安会頭は「百貨店を呼べなかったのは残念だが、中心商店街を活性化させるには、これ以上空きビルにしておけない」と話している。
参考:ニューシティーコーポレーションのホームページ
参考:ストリームのホームページ