参考写真 3月19日、笠間市、友部町、岩間町が合併し、新「笠間市」が誕生しました。合併方式は新設合併(対等合併)で、三市町の首長や助役ら特別職は18日付で失職。新市発足後50日以内に新市の市長選が行われます。
 人口は約8万2000人で、県内11番目となりました。面積は約240平方km2。本庁舎は現在の友部町役場に置き、笠間市役所と岩間町役場はそれぞれ笠間支所、岩間支所として使用されます。新市庁舎は、合併に合わせて増築が行われ、新しい部課の配置も完了しています。
 財政規模は、2006年度一般会計で約257億円。歳入では市税約84億5000万円、地方交付税は約63億2000万円となる見込みです。
 なお、初代市長が誕生するまでの間、笠間市の磯良史市長が市長職務執行者を務めます。また、この日午後、市選管が開催され、新市長を選ぶ市長選が4月16日告示、23日投開票と決定しました。
 新市議会は、在任特例を採用し、3市町の計53議員が2000年3月18日まで2年間そのまま在任します。その後の議員定数は30となリます。
 三市町の合併をめぐっては、2003年10月に新しい市名などをめぐって議論がこじれ1カ月で解散。04年、友部・岩間二町合併協が発足したものの合併方式をめぐって折り合わず再び解散。05年2月に橋本県知事の仲介等もあり、三市町協議を再開し、ようやく合併にこぎつけました。
参考:新「笠間市」のホームページ
職務執行者あいさつ
笠間市長職務執行者
磯 良史

 平成18年3月19日、笠間市・友部町・岩間町が合併し、8万2千人の人口規模となり、240平方キロメートルの面積を有し、歴史、自然と文化に恵まれ利便性の高い交通体系を持つ新しい「笠間市」が誕生いたしました。
 この日を迎えられたのも、3市町の住民の方々や議会、合併協議会の深いご理解とご協力の賜物と改めて感謝申し上げます。
 顧みますと、合併までさまざまな課題がありましたが、生活圏・経済圏・文化圏をともにしてきた1市2町が一体となり、より一層の発展と住民福祉の向上を目差し、夢と希望が持てる新しい自治体を創り上げるため、平成17年2月に合併協議会を設立し合併に向けて協議を重ね、合併の調印、知事への申請、法務大臣の告示を経て、合併を迎えることが出来ました。
 しかし、合併をしましても自治体を取り巻く環境はますます厳しいものがあり、新市に置きましても効率的な自治体の運営や創意工夫が望まれております。
 新市建設計画の将来像であります「住みよいまち 訪れてよいまち 笠間市」を実現するため、豊かな自然や文化、地域の特性を生かしながら行政、議会、市民がひとつになり、「明日の笠間市」を目差して行きたいと思います。
 新市発足に当たり、新市長が選ばれるまでの間、市長職務執行者としての重責を担わせていただくことになりました。
 新市の市民の皆様にご支援とご協力をいただき、職務を全うしたいと思いますのでよろしくお願いを申し上げます。