5月18日、井手よしひろ県議が所属する県議会総務企画委員会は、桜川市真壁地区のまちづくりを現地調査しました。
 真壁地区は、真壁氏の城下町として成立し、笠間藩の陣屋町となった江戸時代初期には、市街地の町割(街区)が完成しました。その町割が現在に至るまでほとんど姿を変えていないところに特徴があります。
 真壁のまちは、江戸時代から明治・大正にかけて、地方の中心地として栄えました。隆盛を誇った商家の人たちが次々と蔵や門を建てました。市街地には約200棟を超える見世蔵、土蔵、薬医門などが現存し、その内104棟が国の登録文化財に指定されています。
 旧真壁町では、平成12年度より歴史的資源を活用した地域振興研究会を設置し、有形文化財の登録を推進してきました。平成14年からは、地元住民の協力を得て「蔵の町・真壁のひなまつり」事業を始めました。この事業は、旧家に保存されている江戸時代から昭和期に至る雛人形を家庭に飾り、自由に観光客に観てもらおうという企画です。平成18年のひな祭りには8万人を超える来訪者がありました。
 こうした住民と行政が一体となったまちづくりは、全国からも注目され、平成15年度の「地域づくり総務大臣表彰」を受賞するに至りました。
 18日の視察では、中央公民館で中田裕桜川市長らから説明を受け、約1時間にわたり街並み案内ボランティアの案内で真壁の魅力の一端を満喫しました。
参考:桜川市の観光