参考イラスト 6月14に開催された県議会百里飛行場利活用調査特別委員会で、百里飛行場のターミナルビルの基本設計が公表されました。
 それによると、ターミナルビルは、1.にぎわいエリアの形成、2.ユニバーサルデザインの理念の実現、3.人と環境にやさしいこと、4.将来の拡張に柔軟に対応できること...をコンセプトに整備されます。
 鉄骨2階建て(一部2階建て)、延べ床面積約5600m2、一階をにぎわいエリア、二階を旅客エリアとします。
 一階には北側にイベントスペースを設けるほか、地元の特産品を販売するスペースや、県の広報拠点となるスペースを確保し、観光に関する情報などを発信します。
 二階にはチェックインカウンターや待合室、レストランなどを整備し、空港としての心臓部が位置します。
 三階は展望デッキ、屋上広場などを設けます。
 ターミナルビルは、開港時の年間利用者約81万人の想定に基づき、当初は必要最小限の規模で運用、需要の伸びに合わせて簡単に拡張できるように、旅客エリアと賑わいのエリアを分けた施設配置とし、個別に南北両側に拡張できる柔軟性を確保しました。
 そのほかに、拡張可能な鉄骨平屋建ての貨物ターミナルビルを整備します。建設費は概算で26億2000万円です。
 なお、百里飛行場利活用調査特別委員会は、百里飛行場のめざすべき姿を「首都圏の北の玄関口」とし、それにふさわしい愛称(通称)を付けることなどを含む報告書をまとめました。
 県は百里飛行場の2009年度開港を目指し、ターミナルビルや空港公園駐車場、アクセス道路などの整備を進めています。

(2008/2/23更新)
 茨城県は、「茨城空港」を低コストで効率的な空港にするために、ターミナルビルの設計を見直すことになりました。
 詳しくは、「茨城空港を低コストの効率的な空港に」をご覧下さい。