7月31日、茨城県では5番目となる住民投票による笠間市議会の解散や定数削減を求める署名運動が、笠間市で始まりました。市民団体の代表が、笠間市選挙管理委員会から解散請求者代表者証明書と定数削減の条例制定請求者代表者証明書の交付を受けました。
 地方自治法の規定により、30日間(8月31日まで)署名収集を行うことになります。
 議会解散の是非を盗住民投票は、有権者の3分の1以上の署名が提出された場合、審査、縦覧期間を経て本請求が行われ、60日以内に実施されます。6月2日現在の有権者数は6万6186人で、3分の1の2万2062人以上の署名が集まれば住民投票は実現します。
 今回は、定数削減の条例の制定も同時に求められており、条例制定では50分の1以上の署名が提出された場合、やはり審査、縦覧期間を経て本請求が行われます。その後20日以内に市議会を開催し、会が作成した定数削減条例案を審議することになります。
 笠間市は、2006年3月19日、旧笠間市、友部町、岩間町が合併し誕生しました。
 人口は約8万2000人で県内11番目。面積は約240平方km2。本庁舎は現在の友部町役場に置き、笠間市役所と岩間町役場はそれぞれ笠間支所、岩間支所として使用されています。新市庁舎は、合併に合わせて増築が行われ、新しい部課の配置も完了しています。
 新市議会は在任特例を採用し、3市町の計53議員が2008年3月18日まで2年間そのまま在任することになっており、その後の議員定数は30です。
 住民団体は、行政改革の視点から早期の出直し選挙の実施と30人の定数を削減することを主張しています。